創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ものの価値 えねか
木が本来もっている価値を生かすことと、商品として木を高く売ることは、必ずしも一致しない。木目の一定な輸入木材に比べると、国産材の工場はいまも職人の世界である。木の文化を守り、山の木を
単なる商品にしてしまわないためには、職人的な腕が生きてなければいけない。私は物の価値をお金に
換算せずに考える方が良いと思う。
第一の理由は、お金に換算しないで物事を考えると、その物の本当の良さが見つかるからである。人
からプレゼントをもらうと、
「高いものかな、安いものかな」
と考えてしまう傾向がある。そうすると、人間関係も悪くなってしまうし、相手の気持ちもわからなくなる。だから、そんなことは考えないで、プレゼントが石ころみたいなものでも、相手の気持ちだけで
もありがたいと思わなくてはいけないと思う。
第二の理由は、お金に換算して物の価値を考えると、その物の本当の良さが見えなくなることがあるからだ。道端に可憐な花がある。
「すごい可憐な花だな」
と思っても、お金に換算すると安くなってしまうと、
「良くない花だな」
と思ってしまう。だけど、お金に換算していくら安くても花は自然のものなので、お金にかえられない
価値があると思う。
たしかに、お金にかえると分かりやすいあるが、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分
の財産ではない」という名言があるように、やっぱり、私は物の価値をお金に換算せずに考える方良い
と思う。
講評 miri
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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