低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
もし〜がおこったら。 いほふ
生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力がほぼ一生にわたって維持されるということが第一だ。ヒトは他の類人猿と比べてさえ、生まれつきの行動の仕組みが少ない。だから、ヒトは情報の体系を持つことによって生きのびてきたのだし、また、現在の社会でもこうすることによって初めて有能に行動しうるのである。
私は、情報がいいと思う。その理由は第一に命の危険がなくなるからだ。日本の新潟県に大雪が降る時、事前にわかっていれば
「食べるものがない!」
などとさわぐこともなくなるし、この学校は自己中心的な子ばかりいる。という情報があれば途中で
「もう私この学校いややから退学する!」
という被害もさけれれる。
第二の理由は情報がないと環境の変換にたえられないからだ。例えば、今から引越しするマンションが浮浪者しか住んでいないという情報があったらべつにそこにわざわざ引越しして環境の変化に耐える必要もなくなるわけだ。
たしかに、情報はたくさんありすぎると混乱するとよくないこともある。しかし上天気の日に、嵐のことなど考えても見ないのは、人間共通の弱点である。という言葉もあるように情報はやくにたつのでいいと思う。
講評 huzi
人間は学習することによって情報の体系を持ち、発展してきたのですね。人間が学習嫌いだったら、花菜ちゃんもわたしも、こんなふうにパソコンで文書を書くこともなかっただろうなあ。
【是非の主題】には、情報のよさを訴えたね。「情報(は)いいと思う」と、「が」を「は」に直しておきましょう。
【理由】は、「命の危険」という、まずは大きな見方から書いたね。天気予報などの気象に関する情報は、命を救うこともあるね。大雪、嵐など、昔の人はこわがっていた自然現象も、情報が使えるようになったおかげでずいぶん、対処ができるようになりました。学校の情報は……うーん、これは実際に仲間に入ってみなければわからないかな。うわさをそのまま信じるのも良くないし。
さけれれる→さけられる 環境の変換→環境の変化
もう一つの【理由】は、身近な話題から。花菜ちゃんの想像しているマンションって、現実にありそう? でも、環境をよりよくするためには、情報を集めることは必要ですね。
【名言引用】もできました。結び付け方は、もう一工夫。
「上天気の日に、嵐のことなど考えてもみないのは、人間共通の弱点である」という言葉もあるが、人間にとって、情報は生活をかげで支える大切なものなのだ。情報は役に立つ。だから、いいと思う。 このように、順番をととのえた形に直してごらん。
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