創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   間   アッキー

 話し上手の人がいる。しかし、その人をおしゃべりとは呼ばないだろう。いかなる名言、名言句も、同類のものがただすきまもなく積み重ねられるだけでは効果貧しく、文章の力みも、ただそればかりでは弱みに転じてしまうのは苦い教えだ。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われる。思わせぶりな「間」は、いい余韻にも余情にもならないだろう。私たち人間は、間をいかして物事を話すべきだ。
 第一の理由は、間がないと一方的に話されて話を聞くのがしんどい。例えば先生の話などがそうだ。私の家庭科の先生は一時間中しゃべり続ける。先生の言っていることは後で役に立つ用なことばかりなのだが、間がなくずっとしゃべり続けると聞くのがしんどくなる。だから、話をしているときに間を入れることは大切なことなのだ。
 第二の理由は、間を取ることで話のだいたいのポイントがわかるからだ。例えば母親などがそうだ。昔私は母によく怒られていた。よく怒られていたから後の方になると永遠としゃべり続ける母のことなど無視していた。しかし母がある日突然、急に表情を変え間をうまく使って話し始めた。こうすると、話のポイントがよくわかり聞きやすくなる。間をうまく使い分けることによって人の話し方までが変わってくる。
 確かに、文章に間がありすぎるとしんどい。何を言っているのか逆にわからなくなる。しかし、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言のように、間をいかしてしゃべると相手もわかりやすい。だから、間は私たちの日常生活に欠かせにないものである。

   講評   jun

<第一段落>
 要約は言うことなしです。要約の後の意見の部分は、長文の内容の続きのようにも読めてしまうので、アッキーちゃんの意見であることがはっきりわかるようにした方がよいでしょう。
<第二段落><第三段落>
 それぞれ体験実例を挙げながら、理由を示すことができました。第一の理由を示した文は、最後に「からだ」など、理由を表わすことがわかる言葉を入れましょう。(これはケアレスミスだと思いますが。)
 実例は、どちらも身近な体験実例が挙げられていてとてもいいですよ。
 細かいことですが、「しんどい」は方言なので(意味はわかりますが)、「疲れる」などとしましょう。
▲「役に立つ用なこと」→「役に立つようなこと」
<第四段落>
 「間」を生かすことの大切さについて、反対意見への理解を示しながらまとめることができました。

☆おもしろそうな本を読んでいますね。これは、英語の本なのかな?
                 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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