創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   強さがあれば   

 一つの集団は、一人の裏切り者と、一人の犠牲者を生み出すことによって完成させる。集団が自己完結を目指すのは、集団が衰弱しはじめている証拠である。しかし、集団は常に、いつかは衰弱期を迎えるものであり、自己完結することを目指すのである。現に今でも「裏切り者」と「犠牲者」によって自己完結を目指しつつある集団をたびたび目にする事ができる。一つの集団を律する原理は、新的時代からちらっとも進歩していないのかもしれないのだ。今の社会の人は、充実して生きて、強くなるべきだ。
 そうするための方法として、第一に一人一人が創造力を膨らませることだ。今の時期は、新しく始まったばかりであり、何をするにも絶好の時だ。しかし、そうは言っても、実際行動できる人は少ない。そんな現代だからこそ、本当に何が必要か、必要ではないか。私は、この言葉が耳に残っている。人間は行動した時に後悔をしたりするが、何もできなかった時の後悔の方が大きく残る。(某CMより引用)このように、何か始めるなら今だ。創造することから全ては始まる。表現することをきちんと理解し、物事を考えられるようになるといいと思う。
 そして、第二の方法としては、社会がもっと外交的になることだ。何事も溜め込んで、後々全て溢れ出る、ということが多い。そうではなく、どういうことをこうやってやっている。と世間に公表して、皆に判断してもらうなど、色々方法はあると思う。全てにおいてはそんなことできないとは思うが、ちゃんと外に出せるような、皆が納得できるようなことをもっとやるべきだ。国民は社会を信用して生きているのだから、できることを全てやることが必要だ。ポジティブ♪(…笑)に何事も進めばいいと思う。
 確かに、弱さなくして人間は生きていけないと思う。両方を兼ね備えて自分は存在しているのだから、どちらか一方を持ち合わせるだけでは駄目である。しかし「弱さと強さは正反対のものではなく、紙一重である」というように、決して否定をしているのではない。弱さよりも、強さがあれば他人をバックアップする力を持てる。頼ってもらえるので、責任感が生まれる。自分自身の強さを認めることで、世界が変わるはずである。そういったことで、充実の中にある「強さ」を見つけ、よりよい社会になるべきだ。

   講評   nane

 消化しにくいテーマだったでしょう。第一段落の状況実例はよく書けている。そのあとに続く問題提起(意見)は、これでもいいけど、もう少しスムーズにつながるように。「一つの集団を律する原理は、新的時代からちらっとも進歩していないのかもしれないのだ。」と「今の社会の人は、充実して生きて、強くなるべきだ。」の間に、ちょっとギャップがあるかも。
 第二段落はよく考えているけど、ちょっと説明が多すぎるか。具体的な一言を入れていこう。
 第三段落も、やや説明が長いか。書きにくいテーマだから、実例を身近に見つけるのは難しいけどね。
 強力語彙が58点、素材語彙が47点なので、具体例を入れていくといいよ。クラスで、先生の悪口を言って盛り上がるなどという身近な話で書けるかなあ。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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