国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本語   ランバード

日本語は、いままで日本民族によってしか使われた事のない内輪の言語で部族言語だ。言語は、初めは部族言語だが、広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈りこみが行われる。その刈り込みがはなはだしいのは英語だ。英語は,外と内側の視点が、合作でつくりあげている。ロシア語や日本語は、英語とは違い外側の視点がなかった。にほんごでは、内側の視点で見ている。日本語は徐々に外の視点を加味している。日本語の字引は国語辞書です.それは内側の視点からしか見ていないからだ。国際普及の課題は,外の視点を取り上げた国語辞典をつくることだ。それは,一つで国家的事業であり,国際交流基金などが中心になり仕事をすればいいと思う。フランスで、十六・十七世紀に人工フランス語が、誕生した。それを、世界普及のフランス語とした。日本語は、野放図な自然言語なのだ。国際普及の日本語になるかという事を真剣に考えなければならない
 日本は「島国」で大陸とつながっていないので国際感覚に乏しい。鎖国時代も長く続いたせいでもある。では、日本が島国でなく、大陸と陸続きであったり鎖国政策をとらず、早くから、国際交流が、行われていたらどうなっていただろうか。ロシアなどの、大国に侵略されていたかもしれない。そして、日本語は,無くなっていたかもしれない。でも、日本語は、存続している。日本は、世界の中の経済大国だ。
 例を揚げよう。アメリカ人クラスメイトの何人かが、日本各地に留学して、一年後に、同窓会を、開いたが、方言によって、会話が、弾まなかった。  
 それに、日本人がこう言ったらアメリカ人はこう答えるかもしれない。「俺、明日から、こうかい(航海)しに行くんだ」
「え!こうかい(後悔)!」
「うん!こうかい(航海)」
(こいつどんなやつや)
となるはず。だから、外国人用の教科書を作ればいい。その、教科書は誰にでも分かりやすくいつでもどこでも使える物である。
 人間にとって言葉とは,地域によって、思いも寄らぬ事にあたるのが、とても多いものである。

   講評   sugi

 字数を意識して、ずいぶんがんばったね。一気に目標字数(600字)を大きく超えることができました! なかなか難しい内容だったけれど、要約もしっかりできました。「内側の視点と外側の視点」、「刈りこみ」など、よく読まなければ分かりづらい言葉がたくさん出てくるけれど、それも問題なく理解できたようだね。
 第二段落で、日本が国際感覚に乏しい理由を説明してくれました。島国であること、鎖国政策が長く続いたことなどが、日本人の考え方に少なからず影響を与えているのだろうね。この長文のテーマである言語との関連についても、「もし早くから、国際交流が、行われていたら、日本語は,無くなっていたかもしれない。」と意見を書き込むことができました。現在の「刈り込まれていない野放図な日本語」がなくなって、「完ぺきに刈りこまれた人工日本語」ができていたかもしれないね。
 第三段落の、同音異義語による誤解の話はおもしろい! 前後の文脈でしか判断できない言葉というのは、国際普及のさまたげになることは確かだね。ランバード君の提案してくれた外国人用の教科書を作るためには、まさに人工日本語を作る必要があるだろうね。
 第四段落で、一般化の主題をきちんと入れることができました。第二、第三段落の内容を受けて、日本語を国際化するためにはどうしたらよいかという話も入れてみるといいね。

「例を揚げよう」 → 「例を挙げよう」 ※変換ミスに注意。
 シールの代わりに、<<○○>>という文字列を文中に入れてみよう。○○の部分には、「構成」「題材」「表現」「主題」という言葉を当てはめます。

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