創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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動物と人間を比べて コムギコ
すごいモグらはミミズ食いしょうばいだ。だから、食事をするにはトンネルを掘らねばならない。でも、トンネル掘りは重労働で、とてもおなかがすく。このような極めてモグラ的な生活を支えモグラのシンボルみたいに見えるのが、モグラの前足だ。それはシャベルそっくりで、実に巧みにすばやくトンネルを掘ることが出来る。モグラの体は原始的なのだが、前足だけは特別に発達しているのだ。それに対して人間の祖先が作った道具は、それが仮にきわめて単純なものであっても、やはり、人間が意図的に人間の意志によって作ったものなのだ。
僕が何かで見たことを思い出すと、アヒルや鴨の水鳥は泳ぐために足に水かきがついていて、それはそのみずかきをまねて、ダイビングや、水泳のときに使う足ひれなどというものを作り出し、魚と同じように泳ぐことを可能にした。そして、ひとつの生き物の特徴を真似ることによって一事が万事みたいにほかの生き物の特徴も分かってくる。船や潜水艦は、魚など、泳ぐものをまねて作ったものだ。人間は長く水の中にもぐって入られないので、海の中を長時間もぐれて海の中にいられる潜水艦を発明したのだ。海の中や、いろいろな水の中で魚みたいに長い時間もぐっていられるような、魚に似たものを作ったのだ。
人間は手を使っていろいろな動物の生かした特徴を真似て、さまざまな動物の優れた仕組みに勝る、多様な道具を作り出した。それに対して、動物は自分たちの特徴を象徴的に現しているものを、うまく使って生活している。動物の象徴的に現している仕組みは、その動物の遺伝子によって伝えられたものであって、その動物の意思によって作ったものではない。人間とは、手を使い、いろいろなものを作り出したのはすごいが、動物は元々あったものでさまざまなことをして生活しているのですごいと思った。でも、人間も優れた仕組みに勝る多様な道具を作り出したのもすごいと思う。人間は。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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