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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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とても役に立つガラクタ 意気陽陽
「わっ!なんだこれ!こんなもの生まれて初めて見た!」
ぼくは小さいころから何かを集めることが大好きだった。レゴブロックや王かん、カードなど、いろいろな物を集めてきた。しかし大体が一時的なもので、長い間集め続けたものはほとんどなかった。しかし、全てがそうではない。今まで集めてきたものの中で、今も集め続けている物は、「ガラクタ」である。変だと思う人もいるかもしれない。しかし、意外と楽しいものである。
ぼくはガラクタを見つけると、いつでも必ず拾ってしまう。とくにネジなどはどんなに細いすきまでも、必ず拾う。「ガラクタなんか集めてどんな意味があるんだ?」と思う人がいるかもしれない。しかし本当は、とても役に立つのである。その例を二つ挙げてみよう。
あるときぼくが自転車に乗っていると、段差につまづいて転んでしまった。その時のしょう動で、どろよけの小さなネジがとれてどこかへとんでいってしまった。どれだけ探しても見つからなかったので、もう最終手段としてぼくの持っているネジがはまるか試してみた。もうほとんどあきらめていたので、「はまるはずがないな。」と思っていた。しかしピッタリとはいかないが、代わりになりそうなネジがあったのだ。ぼくは、「ガラクタをあつめていてよかった。」とおもった。その後は、もっとガラクタを集めるようになった。するとそのうち、「ちりも積もれば山となる」というように、引き出しの中がガラクタだらけになってしまった。
もう一つガラクタが役に立った話がある。その時ぼくは、友達とひみつ基地を作っていた。しかしそのうち、くぎがたりなくなってしまった。そこでぼくは、友達をひみつの場所に連れていってあげる事にした。ひみつの場所とは、二年ほど前にとうさんした会社の工場のあと地だった。そこには、ネジやくぎはもちろん、モーターやペンチなどもあった。なぜかボーリングのセットもあった。ぼくの友達は、まるで変な物でも見ているかのようだった。
今ぼくは、ガラクタを集めることが楽しくなってきている。ガラクタのいいところは、お金がかからないということだ。カードやレゴブロックなどは、お金がかかる。ここで分かったことがある。何かを集めるという事は人間にとって楽しみが増えるということだ。ぼくはこれから、ガラクタ以外のいろいろな物を集め、あきるようになったとしても、がを集めることだけは、大人になるまで、もしかすると一生あきないと思う
講評 sugi
長い作文だけれど、ずいぶん整理されてすっきりしたね。ガラクタはお金がかからず、役に立つこともある。やめられない訳が分かるなあ。
6.1週は進級テスト。この調子なら問題なさそうだね。
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