国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   出た! ストライク!   オーロラ

 「ストライク1回はやりたいなぁ……。」
心の中でつぶやいた。今日は近所のスポーツクラブに、父とボウリングをしに来ている。約4ヶ月間やっていなかったのでストライクなど出来るか、正直不安だった。私は去年ぐらいからはいつも、2〜3ゲームやって1回ストライク、3回スペアというような成績だった。でも今日は、スペア1回でさえも出来るかどうか、自信がなかった。しかし、そう思いつつも、私はいつもは6番のボールを7番にした。なぜかというと、7番のボールが、いかにも勝利を呼び込んでくれそうなピカピカのゴールデンボールだったからだ。
 初めて7番のボールを持ってみて、ちょっと重かったけれど、逆に気合いが入ったような感じがした。けれども最初の2回は1本も倒れなかった。途中で母が来た。父と母が
「まだ慣れていないからしょうがないよ。」
となぐさめてくれる。それでも私は、どうしてもストライクをとってみせると心に誓っていた。今度こそ! と思い、ねらいを定めてボールを投げた。そうしたら1回目は5本、2回目は2本で7本倒れた。次は1回目に6本、2回目に4本倒してなんとスペア! 結局57点で第1ゲームが終わった。第2ゲームもスペアを1回とって42点。そして第3ゲームの3回目に
「ドン! ゴロゴロゴロゴロ……。」
と、ゆるいボールがまっすぐ転がり、なんとストライク! これには私も飛び上がって喜んだ。父も母も手をたたいて喜んでくれた。私が、ストライクを取るまでやめないだろうとわかっていた父と母は、もしかしたら、ほっとしたのかもしれない。(笑)その後スペアを2回とって、今日の最高点の83点となった。 
 私が最初にボウリングをやったのは5歳で、草津に旅行に行ったときだった。そのときはまだボールを片手で持てなくて、両手で転がすようにして投げた。レーンガードも付けていて、まだちゃんとしたボウリングではなかった。そのときの、思い切り脚を広げ、おしりを突き出して、重そうなボールを持っている写真が残っている。今思い出しても笑ってしまうポーズだ。それから昨年までは両手で投げていたが、父に
「もう片手で投げても大丈夫。」
と言われたので、今はこうして、しっかりボウリングらしいポーズで投げている。
 ボウリングは楽しい。家族とやるとより楽しい。
 ストライクは嬉しい。家族が見ていてくれたら最高!

   講評   nara

 ユーモア表現を加えたのだね。オーロラちゃんはもしかしたらガンコ者? いやいや、これはほめ言葉だよ。ストライクが取れた瞬間のお父さんお母さんオーロラちゃんの笑顔には、ビミョ〜(笑)な温度差があったのかもしれないな。
 6月1週目は進級テスト。いつもどおりに書ければ心配はなさそう。題材探しをして、すてきな作文が書けるように準備しておこうね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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