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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   体育の時間   グルミン

 「よーい、ドン!」
 学校の、陸上記録会。五十メートル走をしている。みんな、新記録を目ざして、0.1秒でも速く走ろうとしている。私もせめて、いっしょに走っている三人にぬかされずに走ろうと思い、一生けん命走る。私といっしょに走っているのは、三、四年でも速い方の人たちだ。ゴールするまで、その三人に勝てるとは思っていなかった。しかし、勝つことができた。それを知っただけで、すごくうれしくて、相手に悪いかなと思っていてもつい顔が笑ってしまう。にこにこしている私に、もっとうれしいことが知らされた。タイムをはかっていた先生に、
「おおっ。冴ちゃんすごいな。8.79!速いなあ。」
うれしくて、うれしくて、たまらなかった。まさか自分が八秒台なんて、と、おどろきもした。初めてで、信じられなかった。でも、やっぱり、全身がはじけそうなくらいうれしかった。
 私は体育が好きだ。そして、そのことがあって、ますます好きになった。5年生になってからは、四年の時よりもタイムが良くなり、8.5にまでなった。
 もちろん体育が好きな理由は、それだけではない。球ぎも好きだ。ただ、五十メートル走のような、短きょりが一番好きというだけだ。思いっきり走るのは気持ちがよくて、まるで、自分が、空を飛ぶ鳥のようになって、すーっと進んでいけるのが楽しい。
 自己新記録でもいいからだしたい、と、よく思う。だから、走る前に、足くびをよくまわす。それと、これは私だけなのかよく分からないが、走りながら、前に、前に、前に!と、どんどん進めるようにする。そうすると、速くなることがある。でも、自分で走っているとき、もし8.5という良い記録がでたとしても、おそいような気がしてしまう。だから、私は、自分で良いぞ!と思えるくらい速く走れるようになりたい。

   講評   hoemi

グルミンさん、こんにちは♪ 初めての進級試験、よくがんばったね。まるで風のように駆け抜けていくグルミンさんが目に浮かんだよ。項目、字数ともきちんと達成できているので「合格」です。おめでとう♪ たいへんよくがんばりました。

【書き出しの工夫】 緊張感と集中力がこちらにも伝わってくるような書き出しだね。うまく工夫できているよ。
【自分だけがしたこと】 陸上記録会でのことをくわしく書けたね。無我夢中で走るグルミンさん、そして自己記録更新を喜ぶグルミンさんの様子がいきいきと描けていたよ。ここで好きな球技のことについて書き足すことができると、より内容のこい作文になるよ。
【たとえ】 自己ベストタイムを知った時のうれしさや、走っている時の気分をうまくたとえられたね。「まるで」をいう言葉を先頭につけよう。
【心の中で思ったこと】 グルミンさんのように目標を高く持つことは素晴らしいことだよね。がんばればがんばった分だけ、自分の財産にもなるから、これからも目標を達成すべくがんばってね♪

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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