創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   噂と真実   ビーバー

 明るい部分が明るければ明るいほど、影の部分、影の形が、逆にはっきりしてくるともいえる。明るい部分とは、つまり映像や情報の流れている部分、暗い部分とは、映像が秘匿され、流れてこない部分である。いまのような情報化の時代の宣伝戦、情報戦は、情報を完全にシャットアウトするのではなく、むしろ情報をどんどん流すところに特徴がある。テレビは、映像情報に深くかかわっているだけに、目に見える部分、光の当たっている部分の情報を伝えることになりやすい。テレビによって見えている部分と見えない部分とを総合的に判断することによって、初めて、真実に近づくことができるのだ、といえる。(要約)僕は、自分の目で真実を見極められるような人間になりたいと思う。そのような人間になるための方法は2つある。
 その第一の方法は、人づてに聞いた情報やテレビで見た情報に惑わされずあまり簡単に信じないことだ。去年、体育の授業の場所がいろいろなところに変わる時期があって、その時に色々と場所はどこだとか言う噂が立っていて、その中の6割程の割合でその噂はデマだった。例をあげて言うと本来の授業の場所は体育館だったのに噂では剣道場とかグリーンネット(テニスコート)とか、全くばらばらに流れていて、場所を皆に伝える体育係が帰ってくるまで身動きが取れなかった。たいてい僕はどちらも信じられずただ教室でじっとしていただけだった。しかし、酷い時は体育係が帰らず始業時間になってしまい、急いで噂されていた剣道場に皆で行った。しかし、予測は見事にはずれ、実際には体育館だった。このときは、改めて人づてに伝わる噂の信憑性のなさを感じた。(体験)
 第二の方法は、自分としての、自分だけの意見を持つことである。普段はテレビを見ていても特に何とも思わないのだが、ニュースを見ていると何故か抗議したくなる時が出てくる。マスコミの報道が何故か納得できず、一度だけだが憤激状態にまでなった(爆)。自分でもそのとき何を考えているのか分からないが、とにかく固まった意見が自分の中に出てくるのだと思う。僕が思うには、自分の意見が固まっている人が極端な報道が多いマスコミに対して抗議したくなるのは仕方ないことかもしれない。意見を持つことによる利点は、あまりでたらめな情報に流されなくなることである。自分の意見を持っていないと、根も葉もない情報にも流されてしまう恐れがある。だから、自分の意見を持つことも大切である。
 確かに、映像は真実だし、分かりやすい上に情報を伝達する効率がよい。しかし、「正しいものは、悩みも多い。」という言葉に表わされるように、正しい真実はマスコミなどの報道機関によって分かりにくく隠されている。そのような状況の中に置かれている正しい真実を自分の力で探り出すことが現代の社会では必要とされているのではないかと思う。だから僕は、正しい真実がどこに隠されているかを見極められるような人間になりたいと思う。

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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