創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   気づきにくい家族の長所   オッサー

 「はぁ〜。」
僕は週末に必ずのようにこの言葉、いや、ため息と言ったほうがいいだろうか、毎週のように言っている。<<書き出しの工夫>>だが言いたいわけではない。このため息の原因は、僕が普通に二階で勉強をしていて、勉強が終わって一階に下がる。そうすると
「しっかり勉強した?」
と聞かれる。僕にとっては勉強し終わったのに、そう言われるとなんだか嫌な気持ちになる。そして、勉強している時に言われるとせっかく出ていた、やる気もなくなってやりたくなってしまう。それで文句を言うと、
「そんな怒ることじゃないでしょ。」
と言われる。だからもう僕はあきらめている。
 僕のお父さんはいつもやさしく、親切にしてくれる。でも、時には鬼のように怒るのでその時は一時的に嫌いになる。<<たとえ>>お父さんは僕のために怒ってくれているのに、僕がしっかりと気持ちを受け取らないといけないなと時々思う。でもいざという時にはその気持ちはどっかへいってしまう。僕は、お父さんに感謝している。それは僕がわがままを言っても聞いてくれて、その後に適切な判断をしてくれたからだ。そのおかげで今、「適切な判断ができるようになったんだな。」と、思った。お父さんの長所は「人の悪いところを見つけて注意してくれる」ということだと思う。
 今度はお父さんと違い、毎日のようにお世話になっているお母さん。お母さんは僕が洗濯物を出し忘れてたり、何かあるとすぐに来てくれる。でも、最初に書いたように、勘違いなどが多く。僕が怒ることもあります。でも、怒った後によくよく考えてみると、「僕が悪かったな。」と思う。お母さんの長所は、「皆のことを考えている」ということだと思う。<<体験実例 >>
 人間にとって人の長所を知る事は大事なことだと思う。なぜなら、自分が言われたことを読み取る時に、人が自分のことを思っているのを知っているのだったら、気を落としたり、嫌な気持ちにはならないと思うからだ。<<一般化の主題>>



   講評   itoyu

添削:
○6行目「しっかり勉強した?」の前に「母に」と入れましょう。
○「お父さん」→「父」、「お母さん」→「母」
○8行目「やる気もなくなってやりたくなってしまう」→「やる気もなくなってしまう」
○21行目「僕が怒ることもあります」→「僕が怒ることもある」
講評:
《書き出しの工夫》
これは、先生もよく息子たちに言っているので、耳が痛い話ですね。子供にとっては、こんなにもいやな思いをさせられる言葉なのだということがよくわかりました。先生も気をつけなくては。
《たとえ》
お父さんは、たまにしか怒らないけれど、そのときはものすごくこわいのですね。わかりやすいたとえができました。
《体験実例》
ご両親の長所を見つけることができましたね。小言を言われたり、怒られたりすることも、実は自分のために言ってくれていることなのだと理解できたところがすばらしいですね。
《一般化の主題》
上出来ですね!自分なりの意見を導きだすことができています。この考えは、家族の中だけではなく、社会の中での人付き合いにおいても当てはまることですね。大事に自分の心にしまっておきましょう。

 進級試験は合格です。とても良い作文でした。これからも期待しています!!
                  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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