国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
外見は第一印象 じょー
能を見るとわかるが、能役者の足の動きは独特である。あの足が示しているようにその動きには型があり、型を自由にすることによってその動きがこよなく美しく人の心を奪うものである。形こそが全てを可能にするのであり、自然の、あるいは現実の体というものを能役者が拒否できる根拠は、この型というものなのである。この現代社会で型の大切さが失われていることは問題であると思う。(要約)
型の大切さが失われている原因として第一に、戦後の日本に膨大な国際化が起こったためだからである。日本人は言うまでもなく他人の意見に流されやすい。そのためか、日本の思考は「型重視」から、欧米の思考である「内容重視」になっていった。今日、日本の学校では体罰は禁止されている。しかし、明治初期では戦争に強いられた生活の中であったためでもあり、先生に背いた生徒は罰として正座をさせられこっ酷く叱られた。生徒に反省をさせるにはまず型からであったし、そこからの威厳の大きさに彼らの先生に対する忠誠心も固いものであった。(社会実例)
また、型が失われている原因として第二に、「型」というものが「伝統」になってしまったからである。現在の日本国民は「伝統」=「昔のもの」という考え方に偏ってしまっているのだ。私は部活動で茶道を習っているのだが、今思うと、茶道というものはまさに型そのものである。はじめは無駄な動きばかりでお手前の順番をひたすら覚えるだけであった。しかしそれから何年も経つと、お手前の順序に無駄が無いことに気づいた。それは普通にお茶を注ぐよりも、もっと趣があるように感じた。(体験実例)
確かに、中身は一人一人の個性であるように大切な要素である。しかし、いわば第一印象は中からではなく外見からのものであるように、人間が最初に目に付くことは外側、つまり大切な「型」なのである。(自作名言)
講評 hota
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