国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「ガッツがある」とか   タラちゃん

 想像力は心に必要な遊びである。しかし、画一的に鋳型によけいな物が人間の心の勉強をするのに最も適している時期にはめられた結果、遊びの好奇心も、自由に働く想像力も、新しい発見の創造力も、みんな学歴主義に塗り込められてしまった。だけれども、心が本来の自由な姿に戻れば、人間の想像力が働き出すのである。この想像力の遊びもまた、心にとって栄養となる。想像が更に深まれば、「思いやり」となって、人間関係を創造するのである。
 僕はこの文章でいう、「学歴主義に塗り込められた一人」であるかもしれないと自分で思う。僕は小学生で十分に味わった。親に二年生の時から勉強だ勉強だといわれて遊べるような時間はどんどん無くなっていった。そのときに僕も遊びたいな〜とかもう勉強したくないなどと日々思っていた。小学校でも給食の時にどうしても食べられない嫌いな食べ物を強制的に、昔日本では男子は必ず戦争に出されたように責められてしまう。
 中学生になってからというと、野球部のあとに少ない時間でその日の復習予習をやるのでちょうど僕にとっては十分なのだがそこで宿題をもう山のように出されてしまう。なので家での自由時間を減らし、勉強にあて、もうリラックスができない状況だ。おいおい、待てよ、野球部でちゃんと息抜きできているではないか....と思うかもしれない。現実そうではない。まだバッティングやキャッチボールもやらせてはもらえず、長距離を走ったり、腕立てや腹筋背筋などの基礎ゆえに地味である練習しかやらない。もう息苦しくてしょうがない!というような感じである。猫の手も借りたい・・気分である。
 最後に、人間にとって余裕とは、人を少し元気にすることができるものだと思う。僕自身余裕があれば、そこで少しリラックスできて、よし!次も頑張るぞ!という気持ちになるからである。これは僕だけに限って言えることではないと思う。他の人だって少し息抜きすれば気合いも入るだろうし、やる気も絶対でてくると思う。そういう意味で余裕は必ず必要である。なかったら体が保たないだろう。

   講評   hira

  今回も読み手の心に迫る内容です。タラちゃんの小さいときから頑張ってきた大変さを知ると迂闊なことは言えませんが、でもただのびのびと育ってきた人にはこのような文章は書けないだろうことも事実ですよ。自分に対する圧を常に感じ、それに疑問を持ったり立ち向かってきた思いが今回の作文によく出ていますね。この思考力を持ってして、タラちゃんなら格闘しつつ、自分の余裕も作っていけると思うよ!
構成 ● 要約
ポイントを押さえてまとめられています。量的にもバランスがとれていて良いです。
題材 ● 体験実例 ( 自分らしい体験実例を書く)
タラちゃんならではの実例が読み手を引きつけます。きれいごとじゃない本音がいい。特に実例書き出しの一文はインパクトがある。
表現 ● たとえ ●ユーモア表現
ネコの手を借りたいとは(笑)。シビアな内容がユーモアで潤います(笑)。余裕ってこれだよね!
主題 ● 一般化の主題 (…は人間にとって…である)
伝えたいことが自分の言葉でまとめられました。主題の後の説明もわかりやすくていい。共感を覚えます。「次も頑張るぞ」と元気に行きたいね!
表記 難しい語句等よく使いこなせていますが、ごくたまに文がわかりにくいところがあるので、読み直してみて下さい。(給食の話など)


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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