創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   モノを大切にすることとは.......   オカピー

インドでは、自転車でもバスでもタクシーでも、徹底的に修理し、再生してまた使っている。一方、日本では公園など置きき去りにして、また新しいモノを買う。それは日本が大量生産大量消費の工業国であり、インドは生産性に乏しい、貧しい国だということだろうが、どちらかのやり方が間違っているように思える。日本は富に任せて不必要に浪費しており、それは子供たちの教育、心の問題としてもよい影響をあたえるとは思えない。(要約)
 この長文を読んで、印象に残ったのは「どちらかが間違っているように思えてならないのだ。」と、言うところだ。日本人なのになんだが、私はどちらかといえば、インドのやり方のほうがより良いと思う。なぜなら物を大切にしたら、ゴミがでないし、資源も節約できるからだ。しかし、作者はそれだけではなく、モノの消費の仕方は子供の心や教育にも関係すると述べており、その考え方が新鮮に感じた。
 インドのようにモノを大切にすることは、まず何が必要で何が不必要ということを考えることから始まるのだと私は考える。
最近自分の部屋の掃除をしていた時のことだ。私は、「これは必要、これは不必要。」と、ぶつぶつ口に出しながら言ってかたづけていた。その時、「文房具を入れる箱があればもっときれいにかたづけられるぞ。」と、目の前にそれにぴったりの空き箱があるにもかかわらず、母に「お店で買っておいて。」と、頼んでしまった。まるで、「マックのマークを探しなさい。」と、言われて見つかっているのにもかかわらず、「まだないよ。」と、言っているようだ。(ダジャレ表現とたとえ)(体験実例)私のような人が問題なのだ。何でも古くなったり、持っていなければ買えばいいという単純な生き方は、その人の生き方を雑にしていくように思う。丁寧にモノを扱うということは、丁寧に生きるということにつながるのではないだろうか。
 私にとって、インドとは貧しい国であまりモノが買えないという印象があったが、本当はひとつひとつを大切に扱っているのだと、言うことが分かった。(分かったこと)。これからも色々な国のことを詳しく知ることで、自分の暮らしを見つめ直せればいいなと思う。

   講評   kei

本当に5年生?と疑ってしまうほど、しっかり書けています。ビックリ!これからがとても楽しみですね。
●要約/作者が言わんとしているところを、引用を含めてしっかりとまとめられています。
●体験実例も、ぴったりのできごとを思い出しましたね。こうして考えると、部屋の片付けって、奥が深いと思わない?部屋の片付けは、ひょっとすると心の片付けにもつながっているのかもしれないね。
●色々な国について詳しく調べてみると、きっと色々な発見があって、オカピーさんの暮らしを見つめ直せると思います。自分の意見、思ったことを述べられました。




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