国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2126 今日1578 合計8576
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   JAPAN   

 科学技術は地域や民族の差異を越え、それゆえにヨーロッパに生まれたという出自の制約を抜け出て、全地球に広がった。ヨーロッパの封建制度において、騎士と主君とをむすびつけていたものは、契約の精神である。主君に仕えるということは自分の主体的決断でなされることではなくて、自分の決定以前のことなのである。彼らは、その舶来の武器を駆使するようになった。しかし武士はそれによって戦争の仕方を一変させはしたが、武士であることを止められなかったのである。日本の文化をもっと大切にするべきだと思う。
 そうするための方法として第一に、他にばかり気持ちをおかないことだ。『狼少年』は、自分に注目を集めたいため、皆の困る顔を見たいがために「狼が来る」と嘘をついた。実際に狼が来た時には、彼を信用する者は誰一人いなくなっていた。そして、最終的に…という話だ。これを見て、私は他のことにとらわれ過ぎてしまうことについて考えた。今の時代は、日本古来の伝統などより、外国の文化がそこら中に散らばっている。昔からある駄菓子屋などより、外国の商品を扱う店のほうが多いのではないだろうかと思う。そういったことから、鎖国の時に身に付いた、日本独自の考え方などが失われつつあるのではないか。パンとジュースなど、今や当たり前となったものより、以前からある日本についてもっと目を向け、広い視野を持てるようになりたい。
 そして第二の方法は、教育面で大和魂(熱い…!(笑))をもっと学ぶことだ。小学校から英語を必修にするかしないか、といったニュースを最近耳にした。私は、するべきではないと思う。やはり、どんどん日本語が変わっている今の時代だから、国語を重点的に勉強して、日本語の良さを身に付けることから始めるべきだ。それから外国語を学んでも遅くはないだろうと思う。もし小学校で必修になったとしたなら、現在以上に日本語が崩れてしまうだろう。積極的に色々吸収するより、あるものを見つめ直すことが必要なのだと思う。
 確かに、外国文化のいい所を利用して、我々を高めることも必要だと思う。しかし「新たな夢ではなく、昔からの夢を叶えた時の幸せの方が大切である」はずである。身近で、手が届くことより、遠く昔に置いてきた小さな夢の方が、今の自分に一番必要なものである。何事も全て新しいものがいい訳ではなく、古のものから、新鮮さを見つけることができれば、これからの社会はもっといいものになっていくと思う。私たちは、日本の素晴らしさを胸に刻んで生きていくべきだ。

   講評   nane


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)