国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   知識は幅広く   すいーとぽてと

 専門家は自分の専門とする事柄についてはよく知っているが、ただそれだけであったらほとんど全ての事柄に無知だということになる。ところが、自分の専門外の事柄についてある程度理解することができ、思慮分別を伴った言論を展開できる人々がいる。それは専門的な知識や技術ではなく、常識や一般的教養が基盤となっているのだ。人が読み書きの先生や竪琴の先生や体育の先生から学ぶものは、一個の素人としての自由人にふさわしいものとして、教養のために学ぶのだ、ということが言われている。私は、専門的な知識だけでなく、幅広い知識を身につけた人間になりたい。
 そのための第一の方法として、どんなことでも興味を持ってみることだ。最近ワールドカップが始まった。通学路でも、教室でも、色々なところでサッカーの話を耳にする。私は今までサッカーに全く興味がなかった。スポーツがとても苦手で、学校の体育では友達の足を引っ張ってばかりだからだ。だから、スポーツはやるのも見るのもあまり好きではなかった。しかし、家族や友達の影響で、少しずつサッカーを見るようになった。サッカー番組や選手の特集のチャンネルがつけられていると、勉強を途中で放棄してまでリビングにあるテレビを見に行くようになった。サッカーは、選手が点数を入れるととても爽やかな気分になれるし、仲間にパスをしているのを見て、チームワークや、仲間を信頼していることを感じられるのがとても面白い。スポーツ等は、私の将来に直接為になるわけではないが、知っておくと何か収穫があると思うので、趣味はあればあるほど幅広い知識を身につけることができると思う。
 第二の方法としては、学校の教育現場においても、知識だけを詰め込むのではなく、幅広く教養を身につけるカリキュラムを組むことだ。私は小学校の頃中国に住んでいたので、学校では中国の野菜の栽培や、伝統的な劇や楽器、遊びなどについて学ぶ時間があった。日本人学校だったので、実際に地元の小学校と交流したり、中国の先生を呼んで楽器を習ったりする機会があった。今までは、とにかく勉強を熱心に取り組んでいる学校が多かったが、最近は様々な体験を重視することが多いようだ。
 確かに、一つのことに専念し、深い知識を身につけることは大切だ。しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言がある。このように、専門知識を支えるような幅広い教養を身につけてく生き方をしたい。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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