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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   怪我して治っちゃった   サニー

   「怪我して治っちゃった」
                サニー
 失敗をしたのにそれがかえって良い結果になった、なんの気もなくやったことが、たまたま良い結果になったというようなできごとを「怪我の功名」という。
 ぼくも、「怪我の功名」を体験したことがあるらしい。自分がやっと階段を手を使って上れるようになった赤ちゃんの頃の出来事だ。公園で母が見ていないすきに、僕は滑り台の階段を両手を使って上っていった。一番上まで行きかけた所で足が滑って階段の隙間から落ちてしまった。ところが、僕はまだ赤ちゃんにもかかわらず、滑り台の鉄柱の近くにある鉄の棒にがっしりつかまってから、すぐに力尽きて地面に落ちた。母は気がついて助けようとしたが、もう間に合わなかった。母があわてて僕を抱き上げると、口の中を切って血だらけになっていた。
 実は、僕は生まれつき唇の中央の裏の部分にある筋みたいなものが歯ぐきとくっついてしまっていた。その為、小学生くらいになったら病院でそこを切ることになっていた。ところが、この怪我でまるで手術でもしたように見事にきれいにスパッと切れていた。これで将来、手術の必要がなくなった。このところ以外は何一つ怪我は無かったらしい。
 両親や祖父母は、落ちる途中、赤ちゃんのぼくが鉄の棒につかまったことに感心するとともに、手術しなくてもよくなって「まさしく、これぞ怪我の功名だね」と言って、このことを喜んだらしい。親にとって、よっぽど忘れられない出来事だったらしく、ぼくは、この話を今まで何度も親から聞かされてきた。
 僕は、「怪我の功名」はいっぱい世の中にあると思う。僕はこのことわざをこれからも使いたいです。

   講評   inoko

 サニー君、こんにちは。よく考えてみると、怪我の功名と言える話はよくありますね。世の中のいろいろな発明品の中にも怪我の功名から生まれたものがずいぶんあるようです。ですから少々失敗したなと思っても、しょんぼりしないでいれば、案外うまくいくことが多いのかもしれませんね。
☆ 本当にこのことわざにぴったりの体験でした。赤ちゃんのころの出来事ですから、サニー君はまったく記憶にないことかもしれませんが、周囲の御家族はさぞびっくりしたことでしょう。


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