国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   テレビで見える戦争の部分と(清書)   セコイア

 ドラマは、俳優や女優、それを撮影する人・ドラマの話の内容を考える人などのあらゆる人が力を全部合わせてやっと出来るものである。ドラマを見る人は、新聞などでいつ何時何分からそのドラマがやるかを見て、その時刻にテレビのスイッチを押すだけである。しかし、一つのドラマが出来るまでに何年もかかることもあるだろう。また、ドラマを見ている人が見えない角度の中に、カメラマンや監督やもっともっとたくさんの人がいるのである。私は、そのドラマを見るとしても、自分が見えない所にいる、たくさんの人の事を考えて見るようにしたい。つまり私は、目に見えるもの・聞いたものをそのまま信じてしまうのではなく、その裏にある真実を見極められる人間になりたいという事だ。では、どのようにして本当の事・真実を見極められる人間に近づく事が出来るのだろうか。
 そのための方法は第一に、情報などを鵜呑みにせず、まずは疑ってみることだ。新聞でも、それを書いている人が思うように書いているわけで、全部が真実、または公平な事とは言えないだろう。自分に都合の悪い事は、新聞に書かなければいいのだ。こういう事もありえるだろう。テレビもこれと同じ事である。ガリレオ・ガリレイは、振る子の等時性や落下の法則を見つけた学者として有名である。どうしてこのような法則を見つける事が彼には出来たのだろうか。それは、彼が大学で教わったことを鵜呑みにせず、それが本当かどうかを調べるために実験をしてみたからだと私は思う。落下の法則を見つけたのも、そうである。当時は、重い方が先に落ちるとするアリストテレスの考えを暗記して考える人がほとんどだった。けれども、ガリレオは、実際にピサの斜塔に登り、そこから同じ材質で重さの異なる二つの球を落下させ、されがほとんど同時に落ちることを確かめた。私は、ガリレオからたくさんの大切な事を学べると思う。
 またその方法としては第二に、物事をいろいろの視点から見ることだ。一つの視点からしか物事を見ていないと、意見や考え方、または、思想なども偏ってしまい、もちろん真実は見えてこないだろう。例えば、AさんとBさんが喧嘩をしたとしよう。ある人は、BさんがAさんの事を殴っている所を見たとしよう。なんてBさんは悪いのだろう、とその人は思うかもしれない。しかし、最初にAさんがBさんに喧嘩を仕掛けたとしたら、どうなるだろう。このように、私たちは、全体を理解してから、良い悪いなどの判断をする必要がある。この場合は、AさんもBさんもどちらも悪い。
 確かに、いつも疑ってばかりいると、何もかもが信じられなくなり、自分がいつもイヤな思いをしなければならない。そのような事をしょっちゅうしていたら、頭がおかしくなってしまうだろう。しかし、「花はだれが見ていなくても咲いている。」という名言がある。私は、私が見ている時だけ花は咲いている、などというような誤解はしたくない。もちろん、そんな誤解はしないが。(笑)だから、私は、情報や物事の裏にあるかもしれない真実を見極められる人間になりたい。

   講評   unagi


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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