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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩を大切に。   まーたん

「落ちてきたら今度はもっと高くもっともっと高く何度でも打ち上げよう美しい願い事のように」と言う詩がある。「美しい願い事のように」と言うのは「比喩」だ。比喩を、日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きてきます。それから、比喩を使った方が印象の強い表現になる。それから肉体的な技術も、比喩が大きな働きをする。私は、比喩は大切だと思う。(是非の主題)
 第一の理由に、比喩を使うと印象的に、分かりやすく表現できるからだ。私の経験だと、小さい頃母親と一緒に料理をした時の事だ。小さい頃に、「包丁を使って野菜を切る」という事は、なかなか難しい事であった。野菜をおさえる時の手の形を、母親は、比喩を使って教えてくれた。それは、「猫の手のように」という比喩だった。まだ幼い頃の私には、その説明が、とても分かりやすかった。身振り手振りで説明すると、幼い子にはなかなか理解できない事もある。だが、このような比喩を使うととても印象深いし、分かりやすい。最大限の説明だと思う。このように比喩を使うと、分かりやすく、そして印象深い説明ができるのだ。(複数の理由一)(体験実例)
 また、第二の理由として、比喩を使うと、短時間で物事の説明ができるのだ。それに、イメージが深まる。この事を、逆にすると、比喩を使わないと説明する事に時間がかかるのだ。比喩を使うと、さっき言った「猫の手のように」という表現のように、とてもコンパクトに言う事ができる。また、イメージが深まると思う。これを、比喩を使わないで説明すると、ややこしくなったり、難しい説明になったりするのだ。(ややこしい説明は忘れてしまいやすい・・・(笑))比喩を用いると、大変簡単に説明する事ができる、イメージが深まる、と言うわけだ。このような理由から、私は比喩は大切だと思った。(複数の理由二)(ユーモア表現)
 確かに数字などを使ったり、詳しく、正確に表す方が適している場合もあるかもしれない。だが、「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである」と言う名言があるように、自分の表現力を豊かにしてたくさんの比喩を使いながら表現していきたいと思う。特に、小さい子(幼い子)に接する時には比喩を用いて説明した方が分かってくれると思う。なので、私は比喩を多く使って、わかりやすく物事を教えてあげたいので、その事を日頃の生活から心がける。私は、比喩を多く使い、豊かな表現を楽しんでいく事が、最高に良いことだと思った。(反対意見への理解)(名言の引用)(是非の主題)

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。試験、おつかれさまでした。
 私たちの日常に豊かさをもたらすのは、おそらく表現を味わうという行為でしょう。音楽も絵もありますが、そういった情感を言葉にしたものが文学的表現。それはふだんの何気ない場面の会話にも登場してよいものですよね。
 比喩のよさは、わかりやすさです。今までに出会ったことのないもの、未知なる物を説明してわからせようとすれば、その人と自分と、共通に知っているものにたとえるのがいちんばんです。包丁をつかうコツを、お母さんは、まーたんもよく知っている「猫の手」を使って説明してくれました。(先生も、それをつかって子どもに説明するのですが、なんと! 先生はその猫の手ができないんですー!) 
 第二の理由は、比喩はイメージが豊かということですね。「猫の手のよう」に限らず、比喩の表現はコンパクトで印象深いですね。きっと、たとえたもののイメージが重なるからでしょう。日本人は俳句をはじめ、短い詩が得意です。比喩の手法も得意です。
 たしかに、仕事には正確さが必要だから、比喩の連発は困りますね。比喩が不適切な場合はあります。しかし、人間はもっとあいまいな部分で生きているものだから、ふだんの暮らしにこそ比喩をつかって、豊かに表現していきたいね。小さな子ども達にも、おおいに比喩に親しんでほしいね。(だから、言葉の森の項目にはいつも「たとえの表現」があるんだよ。)

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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