国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩の重要性とは(清書)   くろーばー

 比喩と言うものは、時に重要な役割を果たす事がある。さまざまな時、場面に措いて、物事を分かりやすく、より伝えやすい文章・言葉で理解してもらいたいと思った時に、言いたいことを真っ直ぐ伝えてくれるのである。もちろん数値や細かい選別を口にし、より正確な情報を教える必要がある場合には比喩が返って分かり辛くなるかもしれないが、私は、比喩は大切だものだと思う。
 その理由は二つある。一つは比喩を使うと相手に分かりやすく、印象深い説明になるからだ。これは私の実体験なのだが、むかーし昔電子ピアノを習っていて、(超初心者だった)ピアノを弾くときの手の形がいまいち上手くできなかった時のことだ。先生『うーんなんて言うか・・・ふんわりとさせるのよねぇ・・・』 私『・・・・汗』 先生『あっ手で生卵を包んでいるような感じに丸めて、そのまま鍵盤の上に持ってくる。どぅ?結局その日は丸くするところで終わってしまったが、家に帰ってキーボードで練習してみた。すると、『手をつぶすと生卵が潰れる!!』と言う風に考えると・・・なんといつの間にか上手く出来ていたのだ。これには自分自身も驚き、ただ見てその真似を繰り返しているばかりでは上達しないのかもしれないと思わされた。
 もう一つの理由は、逆に比喩を使わないとややこしくて面倒な説明になる可能性があるからだ。例えば、聞き手が見たことの無い置物を説明する時に「長さは32センチ×15センチの青色で、少し紫のグラデーションも掛かっている四角い置物だよ。」と言われても全くと言っていいほどイメージが湧かないだろう。ここで比喩を使い、「色は海のようなカラーで、(そこに有る物に例えて)あれくらいの大きさなんだ。」と言ってもらえた方がかなり分かりやすいのではなかろうか。相手も知っている物や事に例えて話すと、より伝えやすい話になるはずだ。ゴチャゴチャと説明するよりもすっきり纏まるし、一石二鳥の気分である!?(笑)他にも、○○ちゃんと○○ちゃんを足して、良い所だけ取った感じ?など実際に、身近に存在する人に例えてみる方法もあるだろう。相手に伝える時はその言葉でどれだけ理解してもらえたかが重要であり、向こうの頭の中にはそのイメージが無い状態で聞いていることを忘れてはいけないのだ。
 確かに、見たそのものを正確に伝える事も大切だし、時と場合によって必要な時が出てくるかもしれない。だがしかし、『もともと地上に、道は無い。歩く人が多くなれば、それが道になる。』と言う名言があるように比喩は自分で新たに作り上げていく個性的な表現の表し方になっているはずだ。比喩と言うものが無ければいちいち説明に手間が掛かってしまうし、そしてこの言葉の森でも、〜のようにと言う表現(たとえ)が採点の中に入っている時がある位なのだ。私はこれから、この「比喩」を大いに活用しつつ、多彩な会話が出来るように努力していきたい。

   講評   kirara

 7月からは新学期。来週はゆっくり休んで、また楽しく作文を書いていきましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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