創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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怪我の功名 さくら
「怪我」とは傷のことなんだけど、ここでは、あやまちと過失の意味をさすんだ。功名はてがらとかよい結果のこと。ドライクリニング方法を世界ではじめて見つけたのもさいしょは失敗からだったテーブルクロスにオイルをこぼしたばかりに、ベランさんはとっても大きな発見をしたのだ。(三文抜き書き)
わたしにも、こんなに似た話があります。二年生のとき、わたしは工作をしていました。はさみで紙を切っていると切ってはいけないところまできってしまいました。失敗してしまった、とおもってもよくみたらいい形になっていました。まるで星のような形でした。
もし私がベランさんだったら、ランプオイルがこぼれたところがきれいになったら、すこしこわくなって、もう一回普通に洗濯しまうとおもいます。でも、ベランさんは、落ち着いて、すごい発
見をしたのでとてもすごい人だな、と思いました。
私は、自分が失敗したとおもっても、いいことになっていることがあるのでよく見て本当にしっぱいしているかたしかめたほうがいいなと心のなかでおもいました。
講評 jun
<第一段落>
三文抜き書きのコツは、もうわかったようですね。三つの文がうまくつながらなくても、最初のうちは気にしなくていいからね。
<第二段落>
ぴったりの似た話が書けました。最初は、失敗に思えても、最終的によかったと思えればいいわけですよね。
「まるで星のような形」というたとえも入りました。
<第三段落>
「もし私がベランさんだったら、……」と、想像したことが書けました。失敗したと大騒ぎをするのではなく、その失敗を冷静に受け止めると幸運につながるのかもしれませんね。
<第四段落>
心の中で思ったことがしっかり書けました。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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