国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   冷たい魚とり   サニー

   「冷たい魚とり」
              サニー
 「ぴちゃ冷た!」
四月二十九・三十日に、三重県松坂市の香肌
峡という所に行った。
ホテルの敷地内でおもしろ自転車に乗ったり、パターゴルフなどした後、近くを散歩していたら、川が流れていた。水辺に下りていくと、川の水が堰き止められている小さな池のような場所があり、良く見てみると、魚が群れを作っていっぱい泳いでいた。僕は急いで車にたもを取りに行った。そして、ずぼんと靴下を即行で脱いだ。水に入った瞬間「ウヒャッ」と僕は思わず叫んでしまった。もう春だというのに、まだ水温がすごーく冷たかったからだ。僕たちはその冷たさに、骨の芯までキーンと足が痛くなって、三十秒位しか耐えられなかった。それでも頑張ってその冷たさに耐え、魚を取ろうとしたが、まるでロケットのように魚の動きがすごく速くてなかなかとることが出来ない。僕たちは作戦をたてた。僕が川のはじっこから歩いてせめていき、魚を一点に集め、そこでじっと待ち構えていた兄と父がすかさずたもで集められた魚をすくい取った。「やったー」兄が六センチくらいの魚を一匹取った。
次にたもを水の中の地面につけて、魚がたもの真上に来た瞬間たもを救い上げるという罠を仕掛けて、獲ろうとしたが、それはうまく行かなかった。なぜなら、僕たちはなるべくボスのようにデカイ魚を採ろうとしていた、のと、最終的には、僕の小指のように小さい魚を全部で十五匹くらい捕まえた。小さなハゼも八匹捕まえた。ボスのようにでかいのはとれなかったが(まあ、これくらい獲れればいっか)と思った。
そんな風にやっていると、父が「もう遅くなったからやめよう」と言ったので、僕たちはもっと魚とりを続けたかったけどあきらめた。僕はその時のことをすごく後悔している。だって僕はもっと魚とりを続けていればもっと大きい魚が取れたと思うからだ。
諦めるのは良くないと思う。男なら最後までやり遂げなくちゃいけないと思う。(きりがないかな…)
その後、魚の名前は未だに不明だ。そして六月二十日に魚が十匹、ハゼが五匹死んだ。理由は、暑くなり、水が濁ってしまったからだ。この魚は清流に棲んでいるので、きれいな水でしか生きていけないのだろうと思った。
兄が学校から帰って魚が大量に死んでいるのを見つけた。兄はあわてて、死んだ魚を取り出し、かろうじて生きているが、今にも死にそうにもがき苦しんでいる魚たちをきれいなバケツの水の中に入れてやった。すると、すぐにイキイキと泳ぎだしたそうだ。
その次の日に父が、食べかすなどの塵を食べて水槽をお掃除してくれる魚を三匹買ってきて、水槽の中に入れてくれた。
これからは、こまめに水を入れ替えたり、水槽の掃除をするようにしようと思った。

   講評   inoko

 サニー君、こんにちは。その後の魚のことがプラスされて、また面白味が加わりました。

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