国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   Walking Slowly   PINPA

「シュッ!シュッ!」
これは私の家で以前飼っていた『ウサギとカメ』に出てくるカメとは違い凶暴なカメ、ロンちゃんの鳴き声だ。ロンちゃんは水槽から出して外に出ると、私が見ていなうちに脱走を試みる。が凶暴といってもカメ、ゆっくり歩いているので捕まってしまう。
 私はこのように、脱走だとしてもゆっくり自分のペースで時間にとらわれない人になりたい。
 その第一の方法として、一歩ずつゆっくりと着々に進んでいくことが大切だ。例えば夏休みのお決まりスイカ!ではなく宿題の場合でも、一気に始業式前日に宿題を終わらせる。これでは自分のペースでも何でもない。ただの時間との戦いだけになる。こうならないためにも、計画を立てて早めに宿題は終わらせることが必要だ。宿題全部完成という大きな目標のために、今日はこれだけ、あしたはこれだけと小さな目標をコツコツ立てることが大切なのだ。山登りでも一緒、どんなに運動神経抜群な人でも走って富士山を登れ!と言ったら無理だ。しかし小学生でもゆっくり休憩を取りマイペースさを保ちながら登れば登れるのだ。
 第二の方法としては、のんびり時間をかけ周りもそれを認めることだ。今なお読まれ続けている永遠の物語のアイドル『モモ』にはたくさんの時間の大切が書かれている。この本に出てくるモモの親友の一人ベッポは掃除夫だ。ゆっくりと一掃きしては立ち止まり、一掃きしては立ち止まりと自分に与えられた掃除場所を自分のあるすべての時間を充分に使いのんびり過ごしていた。そして、このことを村の人も「変わり者だ!」と言いながらも認めていた。このように時間と信頼の両立こそが時間馬鹿にならない人としての方法なのだ。
確かに『ウサギとカメ』のように、時間を気にしてサッサッと動くけることも大切で何でもかんでもスローなのはよくない。しかし『毎朝歯を磨くのに一週間分まとめて一挙にという人はいない。』という名言があるように、何でもかんでも時間だけにとらわれ急ぐのではなく、一歩ずつ着実にいくのは大切だと考える。私の学校の先生が言った。「生まれ持った人が皆必ず平等に持っているものは何だと思いますか?」と。私たちは色々考えた。「財産はこの世の中は不平等で、人権も無視されている人たちだっている。何だろう?」答えは時間なのだ。どんな人も皆平等に1秒だりとも同じ、自分の時間を精一杯有意義に使うべきなのだ。そして、有意義に使うためにもマイペースに歩んでいきたいと私は思う。

   講評   hota


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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