創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「自国文化への誇り」   ジョニー

 今、日本語は、特に英語という言語からの一方的な干渉にさらされている。しかし、日本があらゆる点で西洋の文化文明を取り入れたにもかかわらず、日本は結局雑種文化の国になることなく、世界に類例の少ない併存文化の国になった。それを可能にした要因の一つは、日本に漢字と言う便利な言語手段がすでにあったことなのである。
 僕は、日本独自の文化と併存させる形で、外国からいろいろなものを取り入れるという日本のやり方はよい方法だと思う。その理由は二つある。
 一つ目の理由は、外国からいろいろなものを取り入れることによってそれを工夫し、更に良いものにする技術は素晴らしいと思うからだ。例えば、もともと海外から入ってきた電化製品を進化させて、世界に誇る精度を持ち、その精度は世界に認められるほどの技術力を誇る。時として、それは「物まね」に過ぎないと批判されることもあるが、僕は決してそうとは思わない。むしろ僕はその技術を誇りに思っているし、日本独自のオリジナリティーは十分あると思う。
 もし、江戸時代の鎖国がそのまま続いていたことを想像してみたら、外国との交流もできないし、「井の中の蛙」となって、世界の国々から取り残されていただろう(植民地になっていたかもしれない)。
 しかし、外国の文化にばかり傾倒している人のことを「外国かぶれ」と批判する人がいる。外国の人とコミュニケーションをとる時、単に外国語をしゃべることが出来るだけでは、
日本人として尊敬されない。自国の文化を誇りに思い、自国の文化をよく知っていることが、他国の人から認められることにつながるのだと思う。
 「言葉は心の使い」ということわざあるように、その人の人格、日本文化に対する見識があって、はじめて、世界の人々と対等にコミュニケーションが取れるのだと思う。


   講評   inoko

 ジョニー君、こんにちは。私たち日本人は、自分の国のことについて無知過ぎるとはよく言われることです。新しいものについては詳しくても、伝統芸能や日本文化について語ることのできる日本人がどれだけいることか。外国人に尋ねられてとても恥ずかしい思いをして初めて、自分の国についての知識がないことがどれだけ恥ずかしいことが知ることになるのですね。
☆ 日本文化に対する見識の重要性についての意見、同感です。
 二つ目の理由はどこでしょう? 反対意見の前に二つ目の理由を述べてみましょう。是非の主題を最後にもう一度述べます。最後の文章の後に、最後の意見を踏まえた上で強調して述べてみるといいでしょう。→ (例)日本文化を理解し尊重した上で、日本独自の文化に外国のものを融合させ、そこから新しいものを生み出すという方法がベストであると僕は思う。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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