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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   うれしかったプレゼント   おあよ

ぼくは、ともだちが携帯を六年生の時に持っていることを見て、すごくいいなと思った。お母さんに頼んでみると、
「うちは、携帯を持つのは、高校一年から。」         と、すぐに却下されてしまった。その理由は、メールばかりしていると勉強に集中できないからだ。たしかにそうだが、勉強の時間と、携帯をいじる時間とを区別すれば、何の問題もないと思う。
中学一年生になって、ますます携帯を持つ人が多くなった。友達と、遊びに行ったときは、歩きながら携帯を「ピコピコ」するので、自分だけが流行に乗っていけていないみたいで、悲しくなった。また、そのころ、お姉ちゃんも、携帯を買った(買い換えた)もで、ますます携帯がほしいという気持ちが大きくなった。
そのころ、(すこしまえからだが)子供をころしたり、誘拐したりという事件が頻繁に起こるようになった。それで、チャンスと思って、ねだってみた。すると、
「○○の誕生日も近いし、いいか。」
ということになった。
 携帯を買ってくれたのは、凄くうれしい。が、いろいろな事件のおかげ、とおもうと・・・・。

   講評   mako

 今学期から意見文を書く練習を始めます。まず、是非の主題「〜はよい(悪い)と思う。」というような意見をたてます。それについて「第一の理由」「第二の理由」を述べていくというパターンです。
 今回の作文をこのパターンにあてはめてみました。参考にしてみてください。
「中学生が携帯電話を持つのはよいと思う。」「第一の理由は、コミュニケーションツールとして広く普及しているからだ。」「第二の理由は、便利な道具にふりまわされるのではなく、うまく利用する訓練をするべきだからだ。」「確かに、携帯電話を持つ危険性も無視できない。しかし、すぐれた刃物はよく切れるものである。危険なものをやみくもに遠ざけるのではなく、道具を生活の中でうまく使いこなせるようになるべきである。」
 おあよ君のご両親の気持ちがわかるような気がする。決して最近の事件のことだけがきっかけというわけではないと思うよ。わたしたちの子どものころにはなかったものだから、正直なところ、どんなふうにつきあっていけばよいものか、手探り状態なのです。世の中は変化し、子どもたちは、日々成長している。そんな中で、おとなも子どもの成長を信じる気持ちと心配な気持ちがたえず入り乱れて悩むものなのです。
 今回のおあよ君に対するプレゼントは、おあよ君への信頼とセットで贈られたものです。楽しく使いこなしてね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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