国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   それぞれの育て方   いえてぃ

 日本では、赤ちゃん言葉を赤ちゃんとの会話で使うことが多い。これは二者間の距離を縮めるための努力の現れである。対してフランスでは、赤ちゃん言葉はほとんど聞かれない。この違いは、双方の文化の違いから生まれるものだ。日本では家族の中心は子供であり、家族の呼び名も子供の目線からのものになる。以前「お母さん」と呼んでいた自分の母を、「おばあちゃん」と呼ぶように。このような文化は、子供の性格形成にも多大な影響を及ぼしているに違いない。
 日本人の子育ての仕方は、子供に安心感を持たせるので、よいと考える。親に不信感を抱いている子供は、びくびく怯えながら毎日を過ごさなければならない。まるで虎の檻に入れられたうさぎのようだ。人間関係の土台は、まず母親との間で形成される。それがうまくいかなければ、その後地域社会に出ても、人々とうまく関係が築けない。親を信用し、安心感を持って育った子供は、しっかりした土台を持っているためその後の社会生活を円滑に送れるだろう。
 フランス式の育児が悪いかというと、そうではない。子供のころから「一人の人間」として扱われることで、自立心が発達するからである。小さいころからマナーや社会のルールを覚えさせることも重要である。日本において昨今問題となっている犯罪年齢の低下からも、私たちが見習うべきところは少なくないだろう。
 日本、フランスそれぞれの育て方に、それぞれのよさがある。しかし両者に共通して大事なことは、その育て方の根本に「愛情」があるか否かである。ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない。自分の手で、愛情をもって育てることがなにより大事だ。子供にうまく愛情が伝われば、どのような育て方でもよいのである。

   講評   nane


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