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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   西洋風、日本風   ともっち

 大昔、この列島は豊かな原生林に覆われていた。祖先たちはそうした森の中に住み、神々といっしょに生活していた。やがて農業を始めると人々は森を離れ、開かれた耕地で太陽の光を身体いっぱいに浴びながら、一日を過ごすことがだんだん多くなった。森からの自立は、母の胎内からの自立の過程に似て、意識、無意識のうちにさまざまな退行心理が発現する。私は昔の生活を忘れてしまい、西洋風な生活になってしまっていることに問題があると思う。
 その第一の原因は日本は西洋の社会を追いかけることで発展したからだ。明治維新の時代、日本は鉄道、蒸気船、洋服など様々な西洋文化を取り入れた。そして人々はこのように西洋文化を取り入れることが発達したという証であると思い込み、次々と西洋文化を取り入れていった。現代でもこのような考え方は人々の中に残っている。私もこういう考えの人の一人であるが、やはり生活の中で、昔の日本文化よりも発達した西洋文化のほうに興味がいってしまう。このように日本が発達したのは西洋文化を追いかけたからだということに原因の一つがあると思う。
 第二の原因としては西洋風のほうが快適で暮らしやすいからだ。今からの季節で特に言えることだが、日本風の扇風機よりも西洋風のクーラーのほうが断然快適である。“扇風機をつけて、少し暑いながらもそうめんを食べて涼しい気持ちになる”というのは、日本の風情があり、とてもいいと思う。しかし現実としてはやはりクーラーのきいた涼しい部屋で過ごしたいものだ。(笑)このように人々の意識は、気持ちよりも快適さのほうに傾いている。だから人々の生活は快適な西洋風の生活になってしまい、このことにも原因の一つであると思う。
 確かに西洋風の生活は快適で、しかも楽であるので、このような生活を取り入れることで私たちはとてもす過ごしやすくなった。「最後になって残るのは新しいものではなく、昔から伝わる伝統である」。従って私は日本の昔ながらの生活を忘れてしまい、西洋風な生活になってしまっていることに問題があると思う。

   講評   huzi


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