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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カブトムシ   グルミン

 ふつう草食の哺乳類でサイズの小さいものは、葉だけを食べるということはせず、もっと栄養のつまっている果実や種子やいも類などを食べる。しかし、昆虫はちがい、草を食べ、小さいサイズの昆虫は、一本の草で満足できる程度の、てごろなサイズだと思われる。じゅうぶん草を食べて育ったら、変身して羽をのばして飛び回る。このように昆虫は変態することにより、小さいサイズの短所を解消した。
 私は、カブトムシを飼っていたことがある。成虫から育てたのだけれど、かごから脱走することがあり、大変だった。脱走したカブトムシは、弟が遊んでいたラジコンカーのタイヤにしがみついていた。少しおどろいたけれど、見つかって、良かった。しかし、よくラジコンのタイヤで、つぶされなかったなと思う。つぶされていたら、すごく気持ちが悪かっただろう。
 えさは、カブトムシ用のゼリーで、時々すいかもやっていた。見ている時は、あまり食べていなかったが、気が付くと無くなっていて、「いつの間に食べたんだろう?夜かな。食べるの早いな」と、不思議に思っていた。
 私は幼虫も一回、幼ち園で見たことがあったが、「あの幼虫はまるで別の虫のようだぞ、本当にカブトムシになるのかな。」「草食べて、あんなに強そうになれるのか、カブトムシは戦ってまで、みつを飲んでいるのに。」と、少しちがう生物なのじゃないかとうたがっていた。
 人間も、赤ちゃんと大人では、食べ物が全然ちがう。赤ちゃんは、ミルクやりにゅう食だが、大人は少し固い肉やサラダを食べている。赤ちゃんは歯がないというだけで、食べる物も変わってくるのだ。赤ちゃんも、固めの肉やサラダくらい食べたいのではないのかと、私は思う。私がそう思ったかは知らないが。
 長文を読んでみると、虫でも工夫しているのだなと、感心してしまう。羽をはやして飛ぶようになるのはそのためだったのかなと、思う所もある。カブトムシを飼った時は、あまり考えなかったが、意外と工夫された成長の仕方をしていて、すごいと思う。

   講評   hoemi

 グルミンさん、こんにちは。昆虫が成長の過程で食性や運動法などを切り替えるなど、その生活ぶりをいかに工夫したものであるかということがよく分かったようだね。
【要約】 昆虫の成長の変遷を軸にうまくまとめられたね。全体的な字数のバランスもよくとれているよ。
【体験実例】 カブトムシを観察しながら思ったことをたくさん書けたね。今はカブトムシ用のゼリーが広く出回っているので、エサといえばそれを思い浮かべるよね。カブトムシは夜に活動的になることを知っていたかな? 夜中にカブトムシの羽がブンブン鳴る音で何回起こされたことか、先生も懐かしく思い出したよ。カブトムシも人間も成長の過程において食べる物がどんどん変化していくことは、2段落目、3段落目の「似た話」からも共通しているといえるね。
【たとえ】 カブトムシの幼虫と成虫とでは見るからに違うよね。うまくたとえることができているよ。
【わかったこと】 この世に生きる全てのものは、種の保存のために何らかの工夫というものをしているんだよね。グルミンさんが虫の生き方に感心している通り、本当によくできているというより他ないね。

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