国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   親子関係   光龍

 人間は、他の人間と自由にまじわることができる。しかし、そのような自由な人間関係の中で、ひとつの例外がある。それは血縁の関係、とりわけ親子の関係である。しかし、現代、親子と言う関係が問題化してきた。変化していく社会のなかで親と子の経験が異質化してしまった。社会が進歩し、変化するかぎり、親子の間には、大きな落差がつくられていく。安定した関係はグラつき、親子の間には一種の緊張関係がうまれてゆく。僕達は、時代の変化を見つめなおし、新しい親子関係を築いていくべきだ。
 時代の変化を見つめなおしていった方がよい理由は、二つある。一つ目の理由は、「古い時代ばかりにこだわっていると、新しい時代についていけなくなる」からだ。このあいだもニュースや新聞で、「日銀が0金利解除」と大きく書いてあったが、これは新しい時代へと少し歩み始めたのだと僕は思う。このような色々な変化を繰り返していく事により、新しい時代へと歩んでいくのだ。親子関係もこれと同じだ。
 もう一つの理由は、「良いものは自然と残っていく」からだ。この近代社会のなかで、街中で、英語や外国語が溢れているのに、日本語が残っているのはなぜか?それは、日本語が良いものに値するからだ。日本語が良いものではないのなら、とうの昔に日本の公用語は残り、良くないものは、消えていく。これが現代社会なのである。<<構\成>>
確かに、昔のように親子が同じことを伝えていく方が、安定してはいる。しかし、「道は近くても、行かなければ到達しない」と言う名言があるように、僕達は、近代社会のなかで、親子は色々な行動を繰り返して、真の親子になれるのである。<<表\現>>

   講評   tama

 時代の変化に伴うさまざまな変化が生まれる中で、親子関係も例外ではありません。古い形式にこだわらず、新しいやり方を取り入れていこうという積極的な意見展開ですね。
【理由一・二、体験実例】 変化を受け入れなければ、「新しい時代についていけなくなるから」、また「よいものは自然と残っていくから」という理由は、どちらもうなずけます。体験実例は、ご両親との実際のやり取りを思い出して書いてもよかったですね。しかし「ゼロ金利解除」から新しい時代への幕開けを感じたことは、中学生とは思えないほどです。しっかりと世の中の動きを見ていますね。
 「日本語のよさ」という文化的な側面に触れたのもいいですね。日本語のよいところはどういうところでしょうか。このあたりをさらに具体的に書いていくといいですね。

【反対意見・名言】 確かに安定も必要ですが、新しい関係を作っていくためには、時にはぶつかりあいながらも、親子とも時代の劇的な変化にも順応していかなければなりませんね。


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