低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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巳之助の気持ち さくら
母屋はもうひっそり寝しずまっていた。火打ちというものは、あまり便利なものでないと思った。世の中が進んで、古い商売がいらなくなれば、男らしく、すっぱりその商売は棄てて、世の中のためになるあたらしい商売にかわろうじゃないか。(三文ぬきがき)
もし私が巳之助だったら、あたらしい商売といっても、なれていないのでやりたくなく、なかなかあたらしいしょうばいをやろうとはしないと思います。巳之助はそういうことに気が付き、そしてやろうとおもったのですごいなあと思いました。巳之助はそのことに気がついたときた分、まるで泥だらけになったシャツを真っ白に洗ったような気持ちになったと思います。
私はこの話を読んだ後、心のなかで他の人や物などに言った言葉が自分にあてはまらないか考えてみると発見をするかもしれないなと思いました。
講評 jun
<構成(こうせい)>
三文ぬきがきは、話の流れのわかる三つの文をぬき出すことができました。
<題材(だいざい)>
今回は、にた話が少しむずかしかったですね。なれたやり方を思い切って変えてみたなどという話が書けるとぴったりでしたよ。
「もし私が巳之助だったら、……」と、想像したことが書けました。巳之助の気持ちをよく読み取っていますね。
<表現(ひょうげん)>
「まるで泥だらけになったシャツを真っ白に洗ったような気持ち」というたとえは、とても上手です。
<主題(しゅだい)>
深く考えてまとめることができました。ただ、「考えてみると発見をするかもしれない」というところは、「考えてみると新しい発見があるかもしれない」などとした方がすっきりしますよ。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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