創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古い物は大切に   ピプリー

構成、主題 書き出しの工夫、三文抜書き、主題
<巳之助は火打ちで火を切りはじめた。巳之助は、火打ちというものはあまり便利なものではないと思った。古い自分のしょうばいがうしなわれるからとて、世の中の進むのにじゃましようとしたり、なんのうらみもないひとをうらんで火をつけようとしたのは、男としてなんというみぐるしいざまであったことか。>
「古いものはふるいにかけられて、なくなっていくんだなあ。」
と、私がこの話を読んでがっかりしながらお母さんを見ました。すると、おかあさんが、
「世の中は、より便利なものをみんなが使いたがって、そうじゃないものはなくなっていくね。」
と、うなずきました。私は、
「古い物を使って生活してみたいなあ。うちには、古い物はないよねえ。うちにある物は、未来にとって古いから大切にされないのかなあ。未来にはもっとべんりな物が作られているのかなあ。どんどん物を作っていったら自然が少なくなると思うなあ。人は物に命がないからといって大切にあつかわないことだってあるし、すぐすてようと思ったりするからゴミがふえたりする、そう思う。」
私は心の中から思って声にだしました。
わたしがこの話を読んで一番もったいないと思ったことは、古いものは役に立たなくなったといって、使いやすいものを使って古いものをすてていくということです。古いものも使えるのに、自分が楽になりたいから新しいものを買って、古いものをすてるということが続くと、商品を作るのにも材料が必要だし、古いものをすてていくとゴミが増えてしまいます。例えば、家がきたないし、せまいし、古くさいといって新しいのにかえると、木を切って家を作ります。プラスティックなどは石油などで作られます。でも、このごろ、とうもろこしでプラスティックを作るようにもなってきました。そういうことを続けていると森林がへります。森林がへると、土砂崩れが多くなります。自分たちがやっていることは、悪いんだなあと思いました。悪いことをしていると自分たちにも悪いことがかえってくるとわかりました。こういうことを因果応報というそうです。
今、雨の降る時期なので、毎年この時期に土砂崩れがおきます。古いものを大切にしている人も土砂崩れで命をなくしたりするかもしれません。少しずつ、古いものを大切にしていけば土砂崩れも少なくなるかもしれません。また、木を植えなければ気が少ないままで土砂崩れが続くかもしれません。みんなで、自然を育てて、事故のない生活にできるといいと心の中で思いました。
 今でも使えそうな古いものは、かまどや井戸、そろばん、などです。今でも少しは使っているものはこの中にあると思います。私もそろばんは学校で使ったことがあります。たしかに、時間がないときには新しい物などを使ったほうが時間があまりかからないと思います。新しいものを使って、大切なことに集中できるのが新しいもののいいことです。古いもの,新しいものを平等に使えばいいかなあと、心の中で思いました。
 もし、私が巳之助だったら自分の仕事がなくなってから、みんなのためになる仕事をします。巳之助のはじめ思っていた心ではなく、あとからなったいい心に私は賛成しました。巳之助は後から反省がちゃんとできるいい人なんだなあ、と思いました。これから、新しいものも古いものも平等に使っていきたいと思いました。


   講評   yuta

 そろそろ梅雨明けするのでしょうか。冷夏だった2003年も梅雨明けが遅かったそうです。寒い夏はイヤだよー!(T T) せみの声が待ち遠しいです。
       
 文を加えて、さらにいい作品に仕上がりましたね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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