国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
勇気 えきう
“古くせえもなァ、いざというときに間にあわねぇ”という火打ちの文句から、新しい巳之助の考えが生まれました。ランプだって“古くせえ”物だったので、巳之助は、新しい世の中に役立つ商売をすることにしました。
私がこの話を読んで、一番びっくりしたなと思ったところは、いままで文明開化を阻止していた巳之助の行動が、巳之助が思わず出した一言から変わったことです。
この物語を読んで、私は、(もし自分が巳之助だったら、『電灯という物が文明開化の利器になって、ランプが売れん。だから、ランプをあきらめて、電灯やランプよりももっと、もっと、何百倍という文明開化の利器を発明してやる!!』と発言したな)と思いました。なぜなら、巳之助のようになったとき、私はがんとして、商売を続けようとするからです。
でも、私にも巳之助と同じ気持ちになった体験をしたことがあります。
私は言葉の森に入る前に、”ストーリー作文“という作文法をならっていました。やり方は、言葉の森と全く違います。課題にそった作文を書いて郵便に出します。そして、数日後に評価が来る、といったパターンです。この作文を続けていて、普通の作文は、まるで大人の書いた作文のようでした。それがうまいと、自分では思い込んでいました。しかし、感想文は別。まるで、お母さんにやらされて、仕方なく書く作文のようです(本当にそうだけれど)。いつも下手なので、毎年夏休みは読書感想文があるのが苦しかったです。でもストーリー作文は好きだったです。しかし、ある日
「“言葉の森”っていう作文教室があるから、そこに移ろう。」
お母さんがもらしたこの一言で、私の心の中は、まるで台風が起こったように、ショックと怒りがこみ上げてきました。最初は、そんな気持ちになりながらもじょうだんかな、と思いました。しかし、私が郵便受けを見たとき、なんとそこには、言葉の森の入会を進める手紙らしきものが入っていたのです。私は手紙の封筒のイラストの本を読んでいる猫を憎らしく思いました。そしてとうとう言葉の森に移ることが決定してしまいました。(アー!!)私は心の中で叫び、どん底に落ちた気がしました。
言葉の森を初めてしたときの日。私は、緊張しながらも電話を待ちました。
「ピーラ リーラ リーラリー♪」
着信音が鳴ると、緊張しながら
「はい、○○でございます。」
と、電話を受けました。
「言葉の森の○○です。こんにちは。」
先生の声が優しそうで、気が合いそうだな、と思いました。その日、先生のアドバイスのおかげで、いい作文が書けました。それからは、感想文も見違えるように上手なって、自信も付きました。勇気を持って言葉の森に移ることが出来てよかった、と思いました。
巳之助は倉庫にあまりにもあまりすぎるランプを見て、絶望したでしょう。でも、文明開化のために巳之助は今の商売をやめて、良い考えになったのです。私は、巳之助がランプの商売をやめて、新しいことをする勇気を持ててよかったな、と、心の中で思いました。
講評 kiri
こんにちは。夏休み中だったけど、今月もきちんと清書ができました。最初の要約も、自分のことばで書くことができたね。さすが!!
休みの間はたくさん時間があるのでいろいろな本を読んでみてね。8月もがんばりましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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