低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
日本人の米 まこと
炊飯器で作るケーキミックスは、日本の市場では完全な失敗だった。ライス・カルチャー(お米の文化)といわれる日本文化の中で、お米は純粋さの象徴なのである。「これは、イギリスの主婦に、ティーポットでコーヒーを作れというようなものだ。」この分析結果を聞いたケーキミックスは、きっぱり日本市場から引き上げていった。
「はい、この糸の真下に植えて」
ぼくが五年生の時、社会科の勉強で近くの農家に行って田植えをした。足が泥にはまってなかなか身動きがとれず大変で、終わった時には、頭から足まで泥だらけになった人もいた。まるで、小さいころにした、泥んこ遊びのあとのような状態だ。(笑)こんなに大変な仕事だが、日本人がそのお米が大好きで、たくさん買ってくれるからこそ、その大変な仕事が出来るのだと思う。
母は、海外に行く時は、必ずフリーズドライのおにぎりを持って行く。海外で、米(日本食)を全く食べないで、がまんできるのは、3日だという。そして、もう1つは、醤油。この2つは日本人に欠かせない物だと思う。
米といってもいろいろな調理方法、種類などたくさんある。アメリカに行った時、ホテルでカリフォルニア米を食べたのだが、日本のものより、ちょっとぱさぱさしていて、代わった味だった。また、調理方法として変わっているのは、フランスで、日本ではお米はたくのだが、フランスではゆでるのだという。ぬめりがなくパサパサしているらしい。しかも、その米は主食ではなく、サラダ感覚で食べているという。まさしく、所変われば品変わるだなと思った。(日本の主食の米がサラダなら、フランスの主食の量はどんな量なのだろう。)
日本人にとって米とは、古くから伝わって来た調理法法による伝統の味で、日本人にはなくてはならない味だと思う。だがこの味は、日本人にとってはいい味であっても、その国々によって、種類も調理方法も違い、よい味としての捉え方も違う。その地に合ったものというのが(気象なども関係あると思う。) 一番おいしいのだと思う。
今日もぼくは、日本人の米の味を、一粒一粒味わって食べている。
講評 hota
先月新しい採点方法になってから、少し森リンの点数がUPしましたね。小学生は総合評価はあまり高くは出ませんが、学年内が平均よりよくなってきました。ここを6割、7割いけるようになると、かなり大人っぽい文章になります。まことくんならできそう。少しずつ、チャレンジしてみよう。
★夏休みもピアノなど大変そうですが、充実しているとも言えますね。がんばりすぎには注意しつつ、やれるところまでやってみて。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |