国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   それぞれの子育て   ☆マリー☆

ユージーンは、町のなかに障害者がいることで、人の流れが変わらない町だった。そこには、車椅子の一人暮らしは危険という無言のメッセージはなく、アパートを貸す者と借りる者の「大人」と「大人」の関係があった。むろん、日本で私が「大人」扱いされないわけではない、しかし車椅子を押す人が後ろにいるだけで、大人と子供のワンセットになってしまうこともある。傷つこうが、自分の責任で「苦境に直面する」、それを彼女は「傷つけられる権利」と呼んだ。彼女の言う権利を私なら、「経験を積み重ねてゆく自由を待つ権利」と呼ぶ障害がこの自由をどれだけ阻むかは、その時代のその社会が、障害者をそう位置づけ、そのなかで人と人との関係をどうつくっているかで決まる。ユージーンの風は、そのことも私に教えた。
 日本人のように子供の目線に合わせた子育ての仕方はよい。親が子供の目の高さにあわせて接すると、子供は安心してたっぷりと親に甘えることができる。私のマンションには2歳から5歳くらいの小さい子がいっぱい住んでいる。ある日、学校の帰りエレベーターで2歳くらいの男の子と母親とおんなじになった。そのとき、ききとりにくかったが「ブーブーほしい」と母親にいっていた。すると母親は「ブーブーあるよ。」といって子供のわかることばにあわせていた。
 しかし、フランスのように子供を小さな大人として扱う子育ての仕方にもよさがある。子供を小さな大人としてみると、子供は幼いうちからマナーやけじめというものを身につける。フランスは子供のころから親と離れて寝るそうだ。日本ではどくどくの川の字で寝る。私も小さい頃、川の字で寝ていた。
 確かに子供の目線に合わせた子育てにも、子供を小さな大人として扱う子育てにもそれぞれよさがある。しかし、いちばん大切なことは、「ロバが旅にでたところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言があるように、自分の手で愛情を持って子供を育てることだ。

   講評   koni



 振替のお電話ありがとう。

 第一段落の要約は、うまくまとめています。

 第二段落からは、7・2週の「ただ、ひとつ留意しなくては」の長文の意見文になっているようです。
 ちょうど、7・2週は、第二段落から第四段落まで、7・3週は、要約だけでいいので、時間があれば、週を分けて送りなおしてください。
 
 実例は、ぴったりでいいですよ。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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