創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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あいまいな言葉 えめの
「そこをなんとか」はとてもあいまいで、外国語には意訳しても通じない。外国人は、だめな時はすぐ断るが、日本人は、熱心にたのまれたらむげに断るのは、気がひけてしまう。また、こうしたあいまいさは、見方を変えれば、「甘え」と思われなくもない。とすると、「余白」の美とは「甘え」の美、ともなる。さらに視点を移してみると、それはある種の「自由」であり「寛容」であり「希望」でもあるといえる。日本人は、きめつけを好まずに、いつも融通無碍な可能性を残しておこう、とつとめるからだ。
私が文章を読んで考えたのは、日常のことだ。私は普段、「まあ」とか「別に」などとばかり言っている。文章通りにいくと、私の言っていることは外国人には伝わらないことになる。
次は学校の友人であるTについてだ。今年は、夏休みに林間学校がある。その行動班を決めるのはくじ引きだったが、とても仲が悪い二人が一緒になったので、その二人を他の人と変える事になった。Tの班は、Tが「かえていい」と言うか、「かえたくない」と言うかで決まるのだが、Tは、
「えーー?別にどっちでもいいんだけど・・・・・・。」
と言っていた。返事があいまいだから、みんなに色々言われた結果、「かえていい」ということになったが、まるで無理矢理選択をせまられているみたいでかわいそうだなと思った。
Tのように、あいまいだとせめられることがある。だが、相手をきずつけないように使う場合もある。でも、日本人のあいまいな言葉は外国だと通じないので、気をつけなければいけないということがわかった。
講評 kako
こんにちは、雛っちちゃん。
今月もよく頑張りましたね。夏休みは楽しく過ごしていますか。今年の夏はどんな夏休みにしたいのかな。いろいろなことを体験して、有意義な夏になるといいですね。体験したことを、作文にたくさん書けるといいな。楽しみにしています。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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