国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   最近、料理を趣味とする人が(感)   セコイア

 料理を趣味とする初心者は、本や自分のレパートリーの中から自分の作りたいものを決め、必要な材用を買いにいく。プロの料理人は、まず市場をのぞきにいく。そして、その日に入荷した材料の中から良くて豊富な旬のものを見つけ、それを中心にして活かす料理の設定をする。初心者の場合は技術からの発想である。これに対して、プロの方は資源からの発想であろう。これまでの近代産業技術は、つねに技術からの発想だったと言える。技術開発も、はじめに既存の技術があり、それをいかに修正するかの問題であった。設計図があり、それに必要な資源は世界中から運んできた。その結果、石油やウランなど地域的に偏見の激しい資源への過度の依存が起こった。それをめぐって各地がしのぎを削り、国際的な政情の変化に一国の経済基盤が揺り動かされるのが、現代の状況である。今日、人類が直面している危機を乗り越えるためには、発想を180度転換して、技術からではなく資源からの発想に切り替える必要がある。(要約)私は、資源からの発想に基づいた生き方をしたい。(生き方の主題)
 その方法としては第一に、新しいものを買う前に、今あるものを無駄にしないよう工夫して毎日暮らすことだ。(複数の方法一)例えば、よく家庭の中であるようなこと。買い物に行って、今日だけ特別な価格で買える牛肉。10個で何百円のみかん。今日は安い、と買ってしまったことはよくあるのではないだろうか。家に帰って冷蔵庫を開け、買った物を中に入れようと思ったら、この前買っておいた、古い牛肉がまだ残っていた。さらに、もう賞味期限が過ぎている。と、この牛肉はゴミ箱行きだ。だから、食べ物の賞味期限が過ぎる前に、私たちはその食べ物があることに最初に気付かなければいけない。私もたまにこういうことがあるから、偉そうには言えない。(笑)(ユーモア表現)このように、まず私たちは何か買いたいものがあったら、それが本当に必要なのか、家の中にはそれの代わりになるものがないのか、ということを考える必要がある。(体験実例)
 また第二の方法としては、ものをどんどん捨てる前にリサイクルという運動を進めることだ。(複数の方法二)これは、私だけ一人が行ってもあまり効果はないが、日本中の大勢の人から世界の人々までが再利用を心がければかなり資源が守られると思う。7月3週の長文にこのような言葉がある。「我々が日常生活において、製品を買って所有するかレンタルで機能を買うかの選択は何気なく行うことが多いであろう。しかしこのことは一見その場面場面では偶発的なことのようでありながら、結局は充てん率の限界などの現代技術が持つ問題に本質的に影響を与えていく重要な視点である。」レンタルにしたりリサイクルにしたりするということは、まさに地球規模まで広がっている地球温暖化や資源の不足という問題を解決する方法なのかもしれない。
 確かに、今までは技術からの発想であったために資源の発想に切り替えるのは難しいかもしれない。(反対意見への理解)しかし、「道は近くても、行かなければ到達しない。」という名言もある。(名言の引用)困難なことでも、決してあきらめてはいけないのだ。あきらめたらそこで終わりだ。最初から何もしなかったこととまったく同じになってしまう。それでは、意味がない。だから、私は地球に生きる一員として資源からの発想を大切にして生きていきたい。(生き方の主題)

   講評   unagi

 <第1段落>しっかりとした要約がつけられました。生き方の主題「資源からの発想に・・・。」
 <第2段落>方法①「あるものを無駄にしない」:冷蔵庫に残る使い切っていない食品の例を挙げ、無駄を省く大切さを説いています。手元にあるものを有効に使うことの利点が分かりやすく説明できていてよいと思います。

 <第3段落>方法②「再利用を心がける」:長文実例を挙げ、レンタルやリサイクルを上手く活用することを方法②として書いています。地球温暖化、資源不足など地球規模の問題にも言及していますね。よく考えて意見を述べています。
 <第4段落>反対意見、名言の引用そして主題まで、スムーズな流れを作っています。「地球に生きる一員として・・・。」という生き方の主題にふさわしい名言を選ぶことができました。


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