国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   やっとつかまえたトンボ   子ヤギ

 トンボのすきとおった羽は太陽の光を帯びて流れ星のようにきらきらと明るく美しくかがやいていた。
 日光がギラギラ照る中わたしはいとこと祖母、祖父、母と共に虫取りに出かけた。トンボはとまっている物をとらえるのがむずかしいと本で読んだのでわたしたちはきづかれないよう虫取りあみをにぎったまま石のようにかたまった。一回、二回とからぶりをくりかえしついにあみにかかったのがわかるととびっきりうれしくて今までのあせがふっ飛んだようだった。
 しかし、もしわたしがトンボだったらと思うととても悲しくなる。もしわたしがトンボで虫取りをしてわたしをつかまえようとしている人間がいたらどうなるだろうか。わたしたち人間にとってはただのゲームだがトンボたちにとっては死のゲームなのだ。わたしがつかまえた一匹のトンボもそのうちの一匹でこの後えさも何をあたえればいいのかわからず死なせてしまった。すなわち死に追いこんだ。また死ぬ前も羽などはどこも美しくかがやいていなかった。
 この夏休みわたしは次のことを学んだ。かけがえのない生命は自然だからこそ育まれるということ。またその美しい姿は自然だからこそ見られるということをー。だから今度からは虫をむやみにとらないように心掛けたい。

   講評   yuta

 虫取りは、夏休みならではの楽しみ。先生も子どものころは、虫取り網と虫かごを持って出かけたものです。なぜか今は虫が苦手になってしまったのですが、その思い出はかけがえのない体験となって、今でも残っています。子ヤギさんも、貴重な体験を積みましたね。
●書き出しの工夫:美しい書き出しですね。さっそうと飛ぶトンボの姿が輝いています。
●体験実例:日光がギラギラと照りつける中、トンボをつかまえようと虫取り網をにぎる子ヤギさん。虫取りをしていると、自分と相手の虫だけの世界になるような瞬間がありますよね。じりじりと汗がふき出てくる感じを思い出しました。
●たとえ:『流れ星のようにきらきらと』『石のようにかたまった』。表現がうまいですねぇ(^-^)。
●わかったこと:“もしわたしがトンボだったら……”と想像したところから、深く考えられました。『かけがえのない生命は自然だからこそ育まれる』『美しい姿は自然だからこそ見られる』ということがわかったね。
       
☆パソコンからの送信、バッチリですね(^0^)。 自動採点されますので、項目表にある各項目の「キーワード」を本文の中に入れるようにしてください。項目シールをはるようなつもりで、(書き出しの工夫)などというように打っておいてくれるといいです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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