創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小さい命 いほめ
「うわっ!!」(書き出しの工夫)
すごい・・・私は、それをとった子をじっと見た。わたしには、とうていできそうにないことだ。なぜなら、わたしは、(ほとんどの)虫が、苦手(キライ)だからだ。
そういえば、それを飼っていたのは、かなり前のことだ。それをもらった時は、喜んでもって帰ってきた。だが、これをもって帰ってきたのは良かったが、お母さんに、ゴキブリと間違えられた。(そういえば、最後まで、お母さんはそういっていた。)さて、これの正体は・・・カブトムシ。さて、このカブちゃん、わたしがおじいちゃんのうちにいくときも連れていくことにして、電車にゆられること、約1時間。おじいちゃんのうちにつくと、わたしは、2階から、3階へ行く階段のところに、カブチャンを置いて、部屋でゆっくりと休んでいた。すると、お母さんが、入ってきたかと思うと、
「ちょっと、カブちゃん、死んでいるわよ。」
といった。ビックリしたわたしは、めがねを投げ捨てて、見にいったところ、カブちゃんはまるで、模型のように、もう、動かなくて、その後、土に埋められたのである・・・というのが、このカブトムシの運命。そして、このカブトムシを捕まえたのが、多分、山梨県だった気がする。わたしは、いまでもこのことをおぼえているが、この捕まえたカブトムシのようにしたくはないが、カブトムシを捕まえてみたいという気持ちは、今も少しだけある。(でもその時は、捕まえて、写真でもとったら、すぐ逃がそうとも決めている。)もちろん、きかいがあったら、だ。わざわざではなく、できることがあればの話だ。
わたしは、うれしい事だけではなく、悲しい事も、一緒に覚えていて、忘れられない、ということが分かった。
講評 miri
とてもじょうずな題名のつけ方です。
虫に対する複雑な気持ちがたいへんよく表せています。また、お母さんに「カブちゃん、死んでいるわよ」といわれたときの場面がすばらしい。かわいそうでしたね。
お母さんにカブトムシとゴキブリの違いをどうやって説明したら、わかってもらえるかな? それも表現の勉強になりますね!
結びもこの複雑な心境が非常にうまくまとめに使われています。たいへんよくできました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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