国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   先入観をもってはいけない   オカピー

 チューリップはこう、ひまわりはこうと、先入観で描いてしまうように、Aさんはこんな人、Bさんはあんな人と、先入観でみてしまうことがある。色々な花があり、それが一日で変化するように、心を持っている人を自分の秤で決め付けないようにしよう。(要約)
 これと似た話がある。私の学校に、Y君という子がいる。その子とは、2年生から4年生までず〜っと同じクラスだった。彼は、いつも自分の自慢話をしていた。塾に行き始めると彼は、一番上のクラスだった。すると、早速自慢。誰も聞いていないのにぺらぺらといかに自分がすごいかを話し出す。私は、そんなY君をあまり好きではなかった。私の周りのお友達も男子を含めて「好きではない。」と、言っていた。ある日、私はY君と同じ係になってしまった。それは、音楽係。Y君は、とてもオルガンもリコーダーも上手だった。私はピアノも習っていない。そんな私に向かって、また自慢をするのではないかと憂鬱だった。しかし、それは、私の思い違いだった。(私だけではないけど)Y君は、朝の会の曲の弾き方をひとつひとつ丁寧に教えてくれた。前は、自慢しないと気がすまない幼児のようだ(たとえ)ったのに。私が、夢を見ていただけかあ?と、思ってしまうほどオルガン初心者の私にきちんと接してくれた。それは、私や周りの友達にとって、うれしい発見だった。(体験実例)
 母にも同じような似た話があるそうだ。それは、よく見るベートーベンの顔についてだ。教科書等でよく見るベートーベンの肖像画は、とても険しい顔をしている。だから母はベートーベンは厳しい、暗い人と思い込んでいたそうだ。しかし、ある時晩年のベートーベンの肖像画を見る機会があった。その顔は、どこにでもいる赤ら顔のおじいさん、だったそうだ。
 この長文を読んで、人や花などを、その時だけのイメージで決めつけてはいけないということが分かった。(分かったこと)、私も少しでもモノや人の本当の姿を見分けられる目を養っていけたらいいなと思う。

   講評   kei

素晴らしい!!難しい長文をしっかり読み込んで、オカピーさんらしくまとめました。これは私たち人間にとっての、永遠のテーマのようです。
●要約/完璧ですね。オカピーさんの要約を読んだだけで、作者の言いたいことがしっかりと伝わります。
●体験実例1/Y君とのできごとを、しっかりとまとめました。そして、今週のテーマにそって!!
●体験実例2/お母様に良い例をきくことができて、よかったです。
●たとえの表現/「Y君について、一言で言うと・・・」という感じでしょうか?うまい!!
●わかったこと/本物の姿を見分けられる目を、しっかり養ってね!オカピーさんが体験するすべてのことが、オカピーさんの人生にとって意味をもっているんだよ!

暑いですが、元気でね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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