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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   海蔵さんと僕   本因坊

 僕が気に入った文は、この三文である。
 だいぶ地主の体がよわったことがわかりました。
 「昨日、わしはここから帰るとき、息子さんから、あなたが死ねば息子さんが井戸を許してくれるときいて、悪い心になりました。」
                                カイゾウ
 だが、死ぬ前に、この一人の欲ばりの老人が、よい心になったのは、海蔵さんにもうれしいことでありました。(三文抜き書き
 この三文だ、僕が気に入ったのは。
 まず、一文目「だいぶ〜ました。」が好きになった理由だ。
 海蔵さんは、井戸を掘りたくて、この老人に早く死んでもらいたい、と思っていた。僕にも似たような事はある。早く死んでもらいたい、と思った事はモチロン無いが、このように思った事はある。僕は、これをやりたい。だから、他の人の考えの人が、邪魔に感じる事があるのだ。海蔵さんも僕も、何と無く、自分で遣りたい事だけを中心にし、他の事を言っている人が邪魔になるのだ。
 海蔵さんの気持ちと僕の気持ちが、ほぼ同じなので、僕はこの文が気に入った。
 次に、二文目。「昨日、〜ました。」だ。
 この会話を全部書こう。
「わしは、あやまりにまいりました。昨日、わしはここから帰るとき、息子さんから、あなたが死 ねば息子さんが井戸を許してくれるときいて、悪い心になりました。もうじき、あなたが死ぬか らいいなどと、恐ろしいことを平気で思っていました。つまり、わしは、じぶんの井戸のことば かり考えて、あなたのしぬことを待ちねがうというような、鬼にもひとしい心になりました。そ こで、わしはあやまりにまいりました。井戸のことは、もうお願いしません。またどこか、ほか の場所をさがすとします。ですから、あなたはどうぞ、死なないでください。」
 この会話を全部書いた理由は、この会話が、僕の心に深く残ったからだ。
 話は変わるが、誤っていた海蔵さんの格好は、丸くなっていて、まるでダンゴムシみたいだっただろう。(まるで みたい よう 
 話を戻そう。そう、(シャレじゃないよ)ぼくが気に入ったのは、あの会話のようないい事を言ってみたい、そういう気持ちもあったからだ。
 さて、最後になるが、三文の三文目なんちゃって。そう、三文目。
 なぜ気に入ったのかというと、この欲張りな老人が、よい心になったのは、僕にとっても嬉しい事だからだ。
 海蔵さんのように、自分の心を考え直して、他人のことも考える、この事を、僕はこの本で学んだ。(心 

   講評   miri

 かなりしっかり読み取ることができましたね。ただ読んだだけでなく、そこから何かを学ぶことができました。
 「 自分でやりたい事だけを中心にし、他の事を言っている人が邪魔になるのだ。」こういうことはだれにでもありますが、そこを話し合いで解決したり、妥協したりしてみんな人とうまく共存していくわけですね。
 二文め、引用した会話のどんなところが心に深く残ったのかな?それも書けるとさらによくなりますね。
 結びの文ですが、「自分の心を考え直して、他人のことも考える」ことが大切だということをこの本で学んだ、という形にしたほうがまとまりがよいですね。
 たいへん内容のこい感想文が書けましたね。  


                      

 

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