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　　　楽し、おいし、よろこびし　　　サニー

「ガィ！いったぇぁい！」
ぼくは思わず叫んだ。
　去年、５月の日曜日、知多半島の乙方海岸で潮干狩りをした。熊手ではなく素手で泥水の中に手を突っ込んで貝をとろうとしたら、貝で手をきってしまったのだ。（ぁぁぉもいだしたくない。）指を切ったときはものすごく痛くて中の肉が見えるくらい深く傷を負った。包丁で指を切ったように痛かった。塩水でぬれた手からにくたらしいくらい、肉から大量の血が出てきた。でも、指を切ったのは自分だけじゃなかった。それは、兄、父も僕よりは傷が浅かったけど僕と同じように、指を切ってしまった。（男三人全滅、蛙の子は蛙だ。）自分の血を見ると、気分が悪くなって、はきそうになってきた。レジャーシートにしばらく兄と寝転がっていた。母が、消毒をして、ばんそうこうをはってくれながら、「３人とも手を切るなんてどうなってるのー」と情けなさそうな顔をしていた。
　今年の５月も、同じ所に潮干狩りに行ってきた。今年は、去年のことを思い出して、また、指を切らないか心配だった。でも、軍手をしていれば、大丈夫だと自分に言い聞かせていた。今年は熊手で貝を掘り起こすように心掛けた。そのおかげで、家族の誰も怪我をすることはなかった。とった貝は、親戚の人におすそわけした。
　潮干狩りは、とっているとき、とても楽しく、食べてまたおいしく、人にあげて喜ばれ、
怪我さえなければ、潮干狩りは、最高だと思った。

　　　講評　　　inoko

　サニー君、こんにちは。潮干狩りは楽しいですね。数年前に千葉の海岸で潮干狩りを楽しんだことがありますが、まるで何かに取り憑かれたかのように無言で貝を掘っている私を見て、家族がやれやれとあきれていました。サニー一家の男性陣のように、潮干狩りで怪我をする人が結構多いようですね。
☆　怪我に限らず、痛い思いからは様々の教訓を得ることができますね。「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」とならないようにしなければなりませんね。
最後の文に、「わかった」を入れましょう。主題の項目が完成されます。→　　潮干狩りというものは、とって楽しく、食べてまたおいしく、さらに人にあげて喜ばれるのだとわかった。そして、怪我さえなければ、潮干狩りは最高だと思った。