低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日4215 今日1505 合計61280
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人間いろいろ   サニー

 人間も花もいろいろな面を持っている。それは日によっても、場面によっても違う。花びらが一,二枚落ちてしまったのも、病気かなんかでゆがんでいるのもある。これは、人に似ていると思う。戦争で目をなくした人も、病気で苦しんでいる人も、いろいろなひとがいる。それなのに、「あの人はああいう人だ」と先入観を持って自分のわずかな秤で決め付けてしまうのなんて全く間違っていると思う。
 自分も昔、納豆が嫌いで「臭いからいやだ!」と言って食べなかった。だが、ある時、思い切って、少し食べてみたら以外にちょっとおいしくてなっとくした。その他にも、ものすごく虫のいそうな森に「絶対取れる!」と言って、はりきって山に入っていったのに、虫かごを空のまま帰ってきたこともあった。
 母も子どもの頃、学校のクラス替えで顔つきがすごく悪くて性格も悪そうな人と同じになったら意外にどころか、かなりいい人だったらしい。僕は、きれいな人でも性格がものすごーく悪かったりすることもあるので、人間みためで判断してはいけないと思った。
 家で飼っている魚の中に一匹だけ青い魚がいる。そいつだけボスのように威張っていて、落ち着かない。そいつが、同じ水槽の中にいる同じ種類の赤と黄色の魚を、追っかけまわし、つっついたりして、まるでいじめているように、ちょっかいばかりかけている。赤と黄色の魚は、逃げ回るばかりで、全然、反撃しない。ぼくは、赤と黄色の魚がかわいそうになり、二匹のイモリの住んでいる別の水槽にそいつだけ入れた。最初、青い魚がパニック状態になっていた。僕は同じ種類の魚にも一匹一匹性格があるんだなあと思った。
 僕は先入観でものごとをきめつけるのは良くないと思う。何でも自分んで確かめることが大切だと思った。

   講評   inoko

 サニー君、こんにちは。先入観にとらわれない方がいいとわかっていても、私たちはついつい先入観を持って物事を見てしまうものですね。サニー君が書いているように、食べ物の好き嫌いはそのいい例です。思い切って口にしてみて意外においしいと感じ、こんなことなら前からもっとたべておけば良かったと悔しがることもありますね。人間のことも同じですね。自分がもし、先入観で人間性や性格を決めつけられたとしたら、それはやはり不本意です。まずは、まっさらな目で物事を見て、自分できちんと判断することが大事なのですね。
☆ 実例をあげていますが、それぞれがうまくつながるように、つなぎ言葉や文章を入れてみるといいでしょう。
(例)母にも先入観の話を聞いてみたところ、こんな話をしてくれた。
いろいろな人がいるということでは、僕が飼っている魚で似たような話がある。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)