国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日4215 今日1918 合計61693
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   論理的思考と国語力   ぼんちゃん

 国際人とは一体どんな人間のことなのか,わかっているようでわかりにくい。私なりの考えでは,「外国人を相手に自分の考えを伝えたり心を通わせることのできる人」というようなものではないかと思っている。アメリカの大学初年生を日本の学生と比べてみると,アメリカの学生のほうが知識量でははるかに劣っている。しかし論理的に考え表現し,行動することにかけては彼らは十分な訓練を受けている。一方の日本では,受験勉強のために,生徒たちは知識やテクニックの修得ばかりに追いまくられ,論理的思考の訓練はほとんど置き去りにされているといえよう。それでは論理的思考を育てるにはどうしたらよいだろうか。私には「言葉」を大切にすることが最も大切なように思われる。我が国が国際人として生きようとする限り,論理的言葉から逃れられないことは明らかと思われる。
 私たちは,普段から論理的に言葉を使わなくてはならない。日常的に論理言葉と論理的思考を使うといえば例えば,ケンカである。ケンカをする場合には,理屈の通るように自分の考えを主張していかなくてはならない。そして論理的に,相手の主張を否定していかなくてはならない。論理的思考の訓練がよくできているほどケンカには有利なのではないだろうか。ケンカに台本はないので,論理的思考はよく回転していなくてはならない。そのためには,論理的思考の訓練が必要なのではないだろうか。
 私が通う英語学校では,授業の一つにディベートがある。それは,英語の頭の回転をよくするために行っているそうだ。私は,ディーベートはまさに論理的思考がとても必要になるものの一つではないかと思う。ディベートは賛成側と反対側に分かれるのだが,自分は相手の主張を否定していかなくてはならない。ディべートはケンカととても似ていると思う。一応事前に相手のどんなところを否定しようかと話し合っておくのだが,時々相手にいたいところをつかれることがある。このとき,答えられなくマヌケな顔にならないように論理的思考を使わなくてはならない。
 私がこの長文を読んで分かったことは,論理的思考を訓練するには国語力を強くし,論理的思考をいつも使うということだ。人間は物を覚えただけではすぐに忘れてしまう。技を体に覚えさせなくてはならない。その場合には,ケンカではなくディベートで訓練をしたほうがよいと思うが......

   講評   kirara

 欧米では、一つの結論に対して四つの理由をつけるのだそうです。小さいころからこのように訓練されていれば、日本と差がつくのはあたりまえですね・・・。
 <<こうせい>>しっかりできていますね。この段落をさらに要約してみると、よりシンプルな要約の完成です。今のままでもじゅうぶんなんですけどね。
 <<だいざい>>ぼんちゃんのしっかりとした文は、ディベートの訓練から生まれたものなんですね。ディベートが体験実例になったことで、作文の内容がレベルアップされたような感じがします。
 <<ひょうげん>>「答えられなくてマヌケな顔にならないように・・・」というところがおもしろいので、ここを「ユーモア表現」ととらえましょう。
 <<しゅだい>>この長文を読むと、たしかに「言葉」の力の大切さがわかりますね。ぼんちゃんの国語力は、まちがいなくどんどん進歩していっていると思いますよ。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)