国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間にとってユーモアとは   レックウザ

 「国民性の違いと言ってしまえばそれまでだが、日本では、ユーモア感覚は、それほどまでに高く評価されていないように感じる。詩に限ってみても、上質の軽みに成熟を示した詩、ユーモアの詩が書かれるようになったのは戦後のこと。ただ、ユーモアというものは、論理で解釈できるものではなく、それを受信する感性の装置を備えているかどうかなのだ。」この長文の中で私が一番、そんなことはないのではないだろうか、と思えたところは、「空襲されたデパートが、「本日より入口を拡張しました」という看板を出すなんて不真面目だ。」というところだ。人間、真面目がすべてということではない。ユーモアだって、人と仲良くすることには重要なことだ。だから、真面目に限らず、もっとユーモアのセンスを取り入れてもおかしくはない。一応駄洒落もユーモアの一つなので、一度使ってみてはどうだろう。(笑)
 私の友達の性格は、二種類に分かれている。それは、真面目な友達と、ユーモアのセンスのある友達だ。真面目な友達もユーモアのセンスのある友達も、遊んだり話したりするのは楽しい。しかし、勉強では、どちらも全然違うのだ。ある日、学校の授業でパンフレットを作ることになった。パンフレットの内容は自由。真面目な友達は、世界遺産の一つの法隆寺について、ユーモアのセンスのある友達は、ハムスターのことについて書いた。真面目な友達は、字はきれいにきちんと書いて、法隆寺やその他の絵もガイドブックなどを見ながら描いたのだろう。とてもリアルに描かれていた。まるで絵が飛び出して見えるように。一方、ユーモアのセンスのある友達は、字は流行っぽく、可愛く書かれていて、絵も漫画のように描かれていた。この二組の違いが、ありありと見られてとれた。
 さて、イギリスはユーモアのセンスがある人が多いが、アメリカにもたくさんいる。私のアメリカ人の友達は、遊ぶときはもちろん、学校の授業でもユーモアで対応。先生だってユーモアのセンスがある。いっしょにいてつまらないアメリカ人には会ったことがないほど、皆ユーモアのセンスがあるのだ。それに比べて日本は、真面目で、ユーモアのセンスがある人はなかなかいない。日本の街を拝見してみると、なかなかユーモアのあるものが見つからない。真面目な広告、真面目な会社、そして通りかかる真面目な人々・・・。今の日本人には、真面目さではなく、ユーモアのセンスが必要である。
 人間にとってユーモアとは、人々を楽しくさせるものであり、または仲良くなりやすいものだ。今の日本人は、ユーモアのセンスがない。だからこれからの日本人は、もっとユーモアのセンスがある、楽しく、そして友達になりやすい人々になるべきである。ユーモアのセンスがある、イギリス人を見習って。

   講評   hoemi

 レックウザさん、こんにちは。ユーモアのセンス、これは個々人によっても違うだろうけれど、海外に住むレックウザさんにとってはユーモアのセンスの違いが国民性の違いからくることを日常の中で実感しているんだね。
【要約】 過不足なく、しっかりまとめることができているね。
【体験実例】 ユーモアを大切にしている友達もいれば、真面目な友達もいる−どちらがどうという比較はできないけれど、それぞれに良さがあるよね。ユーモアのセンスというのは友達の例からも分かるように、いたる所で発揮されるんだね。レックウザさんが書いているように「一緒にいてつまらないアメリカ人には会ったことがない」というのも驚いたよ。たしかにいろんな国の人と話してみると、考え方の違いに始まって反応の違い、そしてユーモアの違いは感じずにはいられないよね。
【たとえ】 パンフレットに描かれた絵を上手にたとえられたね。どれだけうまく描かれていたかがうかがえるよ。
【一般化の主題】 「人間にとってユーモアとは」でうまくまとめられたね。ユーモアのセンスとは、わたしたちの生活をより豊かにしてくれるものであることは間違いないね。真面目でもあり、またユーモア感覚も大切にできるのが理想だよね。


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