創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人目を気にせず発言する勇気   サニー

 国際人とは外国のマナーを知っていたり、外国語を話せる人ではなく、自分の考えを伝えることのできる人。日本の勉強では知識を覚えるような勉強が中心になっているが、アメリカの勉強は自分で調べる。だから大学生になると日本人はアメリカ学生に議論で太刀打ちできない。論理的思考力をつける為には国語教育を充実させることが大切。自分の頭(言葉)で考えたり、行動したりすることが大切だ。
 学校でぼくのクラスも学級会で何を作るのか、どのように遊ぶのか、など決める。でも学級委員が「意見はありませんか」と聞いても、みんなほとんど、まるで口に接着剤でもつけたかのように、何も発言しない。僕は、なるべく発言しているようにしているが、皆の話が全然まとまらない。僕は学級委員が「こういう計画で良いですか?」というように、もう少し仕切って、速く話をすすめてほしいと、いつも思う。
 自分の意見を言わない人は、どういう理由で発言しないのだろうか?理由は3つあると思う。1つめは、意見はあっても、人前で話すのがはずかしいから。2つめは、意見はあっても、自分の意見に自信がないから。3つめは、意見そのものが浮かんでこないからだと思う。たぶん、2つめの理由で発言しない人が多いのではないかと、僕は思う。
 大切なのは、自分の意見を発言する勇気を持つことだと思う。この勇気は、どこから出てくるか?自分に自身を持つことと、人からどう思われるかと、人の目ばかり気にしないことだと思う。特に日本人は、人の目を気にしすぎる人が多いように思う。それは、人から良く思われたい、または、(こんなこと言ったらばかにされるのではないか)と自分が傷つくことを恐れすぎてしまう結果だと思う。

   講評   inoko

サニー君、こんにちは。人と意見をたたかわせる、自分の意見を自信を持って述べる。これは、日本人が最も苦手なことの一つですね。日本人は、どちらかというと無用な争いを好まない国民ですから、意見をぶつからせることなく、穏便にことを進めた方がいいと考えるのですね。これは、日本が狭い島国であることが理由の一つなのでしょう。狭い国土の中で暮らしているのですから、変に摩擦を起こしてしまうと、その後の生活にさしさわりが出てくると考えるわけです。でも、国際人として生きていこうとするならば、この考え方を捨てなければなりませんね。きちんと自分の意見を述べなければ、外国人と肩を並べることなどできないでしょう。
☆ 学級会の様子は、まさに目に見えるようですね。どこの学校でも、なかなか積極的な意見交換は行われていないようです。そのことについて、理由を三つ考えたのは、とてもいいですね。この書き方は、中学生になってから勉強する書き方につながるものです。できれば、学級会の例のほかに、もう一つ似た話をさがしてみましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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