国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日4215 今日2170 合計61945
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   personality   ミーナ

 文章を読んで興奮を覚えることがあると、「刺激的」という形容詞が使われる。読者の意表をつくようなことがつぎつぎあらわれると、その都度緊張をかもし出す。それが刺戟的と感じられる。本は気軽に読んだときもっとも創造的でありうる。だが、すぐれた本はぐんぐん引き入れようとする引力をもっている。それに抵抗するには途中でやめるしか手がない。大きな木の下には草も育たない、という。大木は遠くから仰ぎ見るべきものと思って、早くその根もとから離れる必要がある。これは本だけではなく、すぐれた指導者についてもいいうる。圧倒されそうな影響をもっているものには不用意に近づかないことである。近づいてもながく付き合いすぎてはいけない。私は,自らの個性を尊重した生き方をしたい。(要約)
 その方法として第一に,自分をよく知ることだ。自分の性格,特徴を知っておかないと自分の個性が何か分からない。例えば,私は読書が大好きだが,この個性も大好きだ。そして本を読んでいるときは,自分もその物語に自然と参加している。ただの速射では面白くないから,時には主人公になり,時には旅の仲間であったり・・・といろいろな人物に成り代わる。こうしていると,主人公の性格も読めてくるし,個性もはっきりしてより面白い物語へとかわっていくのだ。そしてこういう読み方ができることも個性の一部であると思う。(体験実例)
 そして第二に,大きな力で束縛する社会をなくすことだ。例えば北○○だ。あの国は,総○○の悪口を一言でも言おうものならすぐに密告され,ひどいときには死刑にされてしまう。その恐怖からか,まだ小さい子どもまで笑顔で踊っている。あんな束縛だらけの国で,個性が育つだろうか。個性を認めてもらえるだろうか。明日生きていけるかどうかも分からない中で,個性などできるはずもない。総○○ら幹部の個性だけで決められた,貧しい人々の個性は,本当の個性ではない。このような社会をなくし,個性を尊重する国を創ったとき,最も栄えるのはその国だと思う。(社会実例)
 確かに,社会で生きていく上では協調性も大切だ。しかし,「ことごとく書物を信ずれば、書物を読まないことと同じである。」という名言もあるように,協調性ばかりでは結局のところ自分がないのと同じである。協調性というのは個性があってはじめて生まれるものだと思う。だから私は,自らの個性を尊重した生き方をしたい。

   講評   hota

 この回は、休み宿題でした。ヒントを見て書いてみる週でしたが、この回に限って、ヒントが簡単でしたね! しかし、それでも、さすがミーナさん。自分でよく考えて、きちんと書いて提出できましたね。

 まず、要約はやや長めですがいいですね。著者の言いたいことを、うまくまとめてあります。

 全体としては、「影響力の強すぎる人からは離れろ」という主張を、「個性を持って生きたい」という「生き方の主題」にしたのも、よい観点だと思います。そのための2つの方法もいいですね。「体験実例」はいつものように具体的でよかったし、今回は「社会実例」も書けていましたね。

 今回、点数がやや低めに出たのは、字数がいつもよりは少なかったことも一因だと思います。ですが、目標字数はクリアしていますし、気にしないでいいでしょう。

★「個性」と「ワガママ」の違いはどこにあるでしょう。こんなことも考えてみてね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)