国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   血まみれ   エヴァ001

「ザズズッ…ガヂャッ…ズベベベベベベ」———この音が、何か分かるだろうか。——…正解は…『ザズッ』は、止まった自転車の前輪とアスファルトの地面がこすれる音。『ガヂャッ』は、自転車の側面が、地面に激突してバウンドする音。『ズベベベベベ』は、・・・。自転車と自分の全体重が、顔にのしかかり、アスファルトをすべる音・・・。(ああむごい)本当は、この後に『びたん!・・・どくどくどくどくどくどく』・・・。という音が続く。これが、何の音なのか。どうして、こうなったのか。それは、かなり昔にまでさかのぼることになる。
 時は、2001年・6月。あの日は、ひさしぶりの快晴で、ぼくは友達の家に遊びに行くことにした。自転車で家に直行。そこで、しばらく遊んだ。その後、ぼくの家に行って、おやつを食べることにした。
 前日までは、梅雨のお陰でびっしょりだった道路も、日中の日差しでかわいてしまった。草や、木の葉のしずくもなくなっている。ぼくは家の方に向かって、自転車をこいだ。途中、下り坂にさしかかった。当時、自転車の関係で、上るのは、とてもきつかったけどれも、実際には、それほど急な坂ではない。そのさかで、事件は起こった。
 『一年生』と、『自転車』と、『下り坂』といえば…。『飛ばしすぎ』、である。ぼくも、それをしてしまった。あいかわらず、ばかなやつである。坂にさしかかると、ぼくは、光速でペダルをこいだ。あまりの速さに、
「ガシュガシュガシュガシュ」
という大きな音が、ハッキリときこえる。
 と—————そのとき、だった。前輪が止まり—からだがうき——顔がこすれ———自転車が振ってきた。この時、少しの間、自分がどういう状態にあるのか、わからなかった。気がつくと、口の中が、血まみれだ。どろ〜っとした、血の味がする。
「口の中、切っちゃったかな」
とか思いながら、一緒にいた友達に
「さっきどうなった〜?」
と、聞いた。すると、その友達は、
「顔半分、血まみれだよ」
ふつ〜…に、言い切った。鏡を見てみる。ふむふむ、なるほど。顔半分、ほんとに血まみれだ。そのうえ、まるで滝のように血が出ている。よく、この痛さに耐えたものだ。(ないた)その後、親に病院に運ばれた。
「あ〜、こりゃいたい。——縫います」
・・・・麻酔の注射が痛い・・・。結局、三針縫った。話を最初に戻す。つまり、『びたん!!』は、体が叩きつけられる音。『どくどくどく・・・』は、血が流れる音だったのだ。
 痛い経験、といえば、もう一つある。それは、『ピーラー事件』である。
 ある夏の日のことだった。夕食作りを手伝っていた時のことだ。ピーラーで、ジャガイモの皮をむいていたところ…。
「ザグッ」
手を切った。しかし、その切れ方がすごい。左手の小指の、左う絵のかど。そこらへんを、肉ごときった。もう、血がだぼだぼ出た。もしそこに、ゴミやほこりがついたらいたいと思ったから、ぼくは、傷口を水で流していた。しかし、あまりにも長くしすぎたため、貧血(のようなもの)を、おこしてしまった。痛い指を、バンソーコーで止め、しばらく寝た。貧血(のようなもの)で、立つのもつらかったからだ。しかし、寝ている間も、指は痛かった。(というより、痛くて寝れなかった。) しかし、もし人間が、痛みを感じなかったら、どうなるだろう。ピーラーで、つめと肉を切ったときは、出血多量で死んでいたはずだし、顔を切ったときも、同じように、大量出血で死んでいたかもしれない。こうして数えていくと、人生十回は死ぬことができる。 人間にとって、『痛み』、という感覚は、余計なものに思うが、これがないと、生きていくことができないものである。生きていくうえで、絶対に必要なものである。 
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   講評   takeko

いい清書になりました〜〜。清書が出たということは、お姉さんといっしょで4週目はお休みでいいのかな?

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