国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
おじいちゃん、おばあちゃんの家 カモミール
「さゆちゃん、大きくなったねえ。」
「そう。あいかわらず学校の中ではちびだけどね。」
「さあさあ、上がって、上がって。」
「あのね、おばあちゃん。おみやげがあるの。」
「なあに。」
「実はねえ。テレビでやってたトシ・ヨロイヅカのケーキ買ってきたんだけど。口に合うかなあ?」
「合うわよ。それよりゆっくりころんだら。」
「ねるのつまらないもん。」
「じゃあ、おりんごでも食べる?」
「うん。」
その時のわたしの気持ちは、まるで暖かい太陽のようだった。「おばあちゃん、やさしいなあ。」もし、わたしがおばあちゃんだったら高いりんごなんか食べさせなかったと思う。それにいつも家でもあまり食べていない。わたしは虫ばになりやすいからひつようなのに!いつもりんごを食べるとはがツルツルになる。きっと、はについたよごれを取ってくれるんだと思う。りんごは、はにいいにちがいない!だから、わたしにひつようなのだ。そんなことはどうでもよくて。
毎年毎年、夏になるとおばあちゃん家に行く。いつもおばあちゃんはわたしをお姫様のようにむかえてくれる。楽しい会話の後、おばあちゃんのとびっきりおいしい料理がみんなの心を開くように出てくる。お酒を飲むと、おじいちゃんの顔は真っ赤なたこのようになって、わたしの顔をうれしそうに見ている。でもなぜかおばあちゃんだけは顔が赤くならずに白いままだ。どうしてだろう?
次の日には車でショッピングセンターに連れて行ってもらってオシャレなカフェでお茶を飲んだり、好きなものを買ってもらえたりする。まるで一日、一日が天国のようだ。
でも、一番楽しいのは、おじいちゃん、おばあちゃんとの会話。今年も待っていてね、おじいちゃん、おばあちゃん。いつまでも長生きして楽しいお話しようね!
講評 hutu
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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