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　　　原爆の恐ろしさ　　　リラックマン

「ツー。」
汗がたれた。とても暑くて死にそうだ。帽子をかぶって日傘をしてもまだ暑いのだ。
今日は兵庫のいとことおばあちゃんたちで広島に行った。原爆ドームを見に行ったのだが、ちょうど終戦記念日の前日だったため、平日にもかかわらず人がすごく多く、より暑く感じた。原爆ドームは私は三才頃一度行ったらしいが、私は何も覚えていない。そして改めて今年行ったら、まず始めに思った事は
「・・・」
だ。レンガはもちろんわれているし、ドームのてっぺんも、骨組みだけだった。とにかくびっくしした。
　ドームから資料館まで歩いていると、途中で「平和の鐘」や折り紙の鶴で「平和」とかいてあったりして、それを作った人たちの気持ちがよく伝わった。
　資料館の中も人でにぎわっていた。暑いだろうと思ったが、冷房がよくきいていて私たちは生き返った。そしていよいよ中へ足を踏み入れた。そしてさまざまなものをみて言葉を失った。原爆の放射能のすごさや、人の爪がはがれたり、皮膚がべろべろに溶けていたり、とにかくすごい迫力があった。「何の被害も無く生き残った人は運がいい」なんて私は思っていたがそんな事は全く無かった。家族が焼け死んで骨だけになっていたり、ノミなどの虫がうようよ体についていたりして、今の時代では考えられないほどすごかった。本などで読んだが、ピカを浴びて顔や体の皮膚がすこしでも溶けていたりすると、すごい邪魔者扱いされるのはまるでしんじられない。私たちもいざというときは邪魔者扱いすると思うけれど、すごく自分の事かのようにくやしくなった。このことが現実ではなく、なにかの作り話だったらどんなに良いかと思った。こんなひどくざんこくな体験をした人は相当苦しかったと思う。
　六十年前は同じ人間同士が殺しあっていたということは今はとても信じられないし、信じたくないぐらいだ。これからはこういうことは起きないようにして欲しい。

　　　講評　　　miri

8月の清書が終わりました。
今年の夏休みの「１番」は何かな？