国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人間いろいろ サニー
いろいろな人がいる。それなのに、「あの人はああいう人だ」と先入観を持って自分のわずかな秤で決め付けてしまうのなんて全く間違っていると思う。
自分も昔、納豆が嫌いで「臭いからいやだ!」と言って食べなかった。だが、ある時、思い切って、少し食べてみたら以外にちょっとおいしくてなっとくした。その他にも、ものすごく虫のいそうな森に「絶対取れる!」と言って、はりきって山に入っていったのに、虫かごを空のまま帰ってきたこともあった。
母にも先入観の話を聞いてみたところ、こんな話をしてくれた。子どもの頃、学校のクラス替えで顔つきがすごく悪くて性格も悪そうな人と同じになったら、その人は見かけとは全然違って、意外にどころか、かなりいい人だったらしい。僕は、きれいな人でも性格がものすごーく悪かったりすることもあるので、人間みためで判断してはいけないと思った。
いろいろな人がいれば、いろいろな魚もいる。家で飼っている魚の中に一匹だけ青い魚がいる。そいつだけボスのように威張っていて、落ち着かない。そいつが、同じ水槽の中にいる同じ種類の赤と黄色の魚を、追っかけまわし、つっついたりして、まるでいじめているように、ちょっかいばかりかけている。赤と黄色の魚は、逃げ回るばかりで、全然、反撃しない。ぼくは、赤と黄色の魚がかわいそうになり、二匹のイモリの住んでいる別の水槽にそいつだけ入れた。最初、青い魚がパニック状態になっていた。僕は同じ種類の魚にも一匹一匹性格があるんだなあと思った。
いろいろ考えたら家のイモリはこの前まで大きいほうがオスだと思って兄がマイケルと名前をつけ、メスにビクトリアというなまえをつけていた。そしてパソコンで「イモリ」で検索したら大きいほうがメスで小さいほうがオスだった。それから名前を逆にした。オスがメス、メスがオスだった。
僕は先入観でものごとをきめつけるのは良くないと思う。何でも自分で確かめることが大切だということが分かった。
講評 inoko
サニー君、こんにちは。あっという間に夏休みが終わってしまいました。どんな夏休みでしたか?
9月1週は、進級試験です。●の課題で、内容を考えておいてくださいね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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